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風呂をセーフロといった


風呂窯とマキの写真六月になると間もなく梅雨の季節になります。しとしとと降る長雨で気分的に晴れやかになれず、ふさぎがちになってしまいます。家の中も湿っぽくなり、一時的にでも太陽の陽射しがほしくなります。日本人が風呂好きだといわれる理由も、このじめじめした「湿気」から開放されたいからだといわれています。ところで、佐野方言では風呂のことを、セーフロまたはセフロと呼んでいました。今でもそう呼んでいるお年寄りを見かけることがあります。

「セーフロ、ふったけたか?」「セーフロが沸いたか?」「薪(まき)をまっとつっくべろ」「セーフロが沸いたからはやくひゃれ」

今から五、六十年前には各家庭でこのような対話が交わされていました。セーフロに入るには、たきぎを準備したり水を汲(く)んできたりしなければならない時代でした。昔は風呂が一定の場所に据え置かれているのではなく、夏になると外(そと)に出し、冬になると内(うち)に入れるといった移動式の風呂でした。後になって、家の中に据え置くことになったことから、「据え風呂」と呼ばれ、それがなまってセーフロになったとか、蒸し風呂から「水風呂(すいふろ)」に変わりそれがセーフロになったともいわれています。水風呂とは、冷たい水風呂ということではなく、水を用いた風呂という意味です。

(市民記者・森下喜一)

 
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