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彼岸花はなぜ嫌われた?


ヒガンバナの写真秋になると彼岸花が、田んぼのあぜや墓地などに真っ赤な花を咲かせます。ちょうど彼岸頃に咲くので彼岸花という名がつけられました。江戸時代以前には彼岸花という言い方はなく、インドの古いことば(梵語)の曼珠沙華を使っていました。日本にはマンシュシャカとして伝わりましたが、それがなまって「まんじゅしゃげ」になりました。赤い花という意味です。だが「まんじゅしゃげ」という共通語が全国的に普及する頃には、日本の各地でいろいろな名前(方言名)がつけられていました。死人花とか、幽霊花とか、仏花など縁起でもないことばや奇妙なことばが、千種以上もつくられました。聞いただけでも身震いがするといって、この花は毛嫌いされるようになりました。赤くて美しい花であっても、みんなから嫌われ、田んぼのあぜ道に咲いている彼岸花を見て楽しもうなどという人はいませんでした。

佐野では彼岸花を、昔からジャンボンバナと呼んでいました。今でもそう呼んでいる人が大勢います。ところで葬式のときにたたいて鳴らす鉦の音「ジャンボン」は、葬式の意に転じてしまいました。葬式のときに出す大きな葬式饅頭は、ジャンボン饅頭とよばれるようになり、かつて子どもたちは、それをもらって食べるのを楽しみにしていました。

(市民記者・森下喜一)

 
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