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日の長い夏はエドコロネすることだ


寝ている写真鶯が鳴き始める季節になると、植物も目を覚まし活動し始めます。畑に蒔(ま)いた種が芽を出し成長して、実を付けるようになると、農家の人たちは毎日朝から晩まで田や畑仕事で忙しくなります。特に真夏の太陽が照りつける日中の野良仕事は、暑さとのたたかいで、昼食をとった後には仮眠をとって、疲れをとり体力を維持しようとします。

野ら着のまま家の中の適当な場所に、ごろっと寝転んで仮寝することを、佐野地域ではウタタネ、あるいはゴロネといいます。ただ赤見ではそれ以外に、エ(イ)ドコロネというところもあります。ウタタネとはころっと横になって寝ることで「ころびね」ともいいます。ゴロネはその場にごろりと横になって寝ることをいいます。田沼地域や葛生地域では、仮寝することを、エドコロネといったりイドコロネといったりします。昼食をとった後、その居場所に横たわって寝てしまうことから、「イドコロネ(居所寝)」というようになりました。

田沼や葛生の一部の地域にキドコロネがあります。県北地方では、仮寝することをエドコロネとはいわず、キドコロネといっています。かつて「キドコロネ」は、県内のあちこちで使われていたので、当時の残存語といっていいでしょう。キドコロネは、野ら仕事を終えて着替えることなく、そのままの姿で仮寝することから「キドコロネ(着所寝)」というようになりました。佐野地域のゴロネやウタタネは新しいことばで、以前は田沼・葛生地域のように、エ(イ)ドコロネといっていました。

(市民記者森下喜一)
 
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