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氷が立つことから霜柱をタッペという


霜柱の写真肌身を突き刺すような冬の寒い朝、畑のあぜ道などを歩いていると、高さ5センチ程度で、柱のように立ち並んだ細い氷が、地面を押し上げている場面に出逢うことがあります。

この氷を共通語で霜柱といい、その上を踏み歩くと、ザクッ、ザクッと氷の柱が砕ける音がします。赤土の多いところほど霜柱が立ちやすいといわれています。佐野ではこの霜柱をタッペといい、霜柱が立つことは、タッペガハルといいます。池に氷が張って、その上にかすかに雪がのっているかのように、薄白く見えるからです。

山間地に住む昭和10年前後生まれの人たちは、霜柱をタッペといっていましたが、平野地の人たちはそれ以前に使わなくなってしまいました。今では死語に近い方言となってしまいました。明治・大正生まれの人は、朝のあいさつに、「今朝はタッペガハッテ、サムガンスね」(今朝は霜柱が立って、寒いですね)といったものです。

タッペは、「たつひ(立氷)」がタチペ・タチッペになり、さらにタッペとなったものです。タッペは、「立氷」から出た古い方言であることはわかっていますが、昔の文献には見当たらず、いつ頃から使われるようになったのか不明です。足利や栃木などの一部地域で、タチッペが使われていたのをみると、佐野でもかつてはタッペ以外に、タチッペが使われていたことがあったのではないかと思われます。

(市民記者森下喜一)
 
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