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氷柱(つらら)の方言はものの形から


つららの写真二月は一年のうちでもっとも寒い月だといわれています。朝の温度が氷点下になると、身を突き刺すような寒さとなり、「今朝はだいぶシミヤンシタネー」などと挨拶を交わしたものです。厳しい寒さを感じると、佐野ではそれをシミルという言葉で表現しました。これは寒さで肌身も「凍(し)みる」(寒さで縮(ちぢ)み上がるの意)ほどだという意味です。

雪の降った翌朝には、軒下から数え切れないほど無数の氷柱(つらら)が垂れ下がります。昔は氷が一面に張りつめたようすを「つらら(蓮蓮)」といい、「垂れる氷(=氷柱)を、中央語(共通語)で「たるひ(垂氷)」といいました。佐野地域では、氷柱の形が棒状の氷のようであることから、氷柱をコーリンボ(ー)と呼び、棒状の金(かね)のようであることから、氷柱をカナンボ(ー)とも呼ぶようになりました。

また、氷柱は、水飴が垂れ下がっている形から、アメンボー(飴の棒)とも呼ぶようになりました。水飴ではないが、七五三の祝いに縁起物として売られる、紅白色の細長い棒状の千歳飴(ちとせあめ)にも似ていますね。氷柱も水飴も、光沢があってみずみずしいので、比較しやすかったのでしょう。昔の家は、茅葺き屋根やオガラ(クズ)屋根(麻の表皮をはぎ取った茎の部分)が多く、雪の降った翌朝には、軒先の茅やオガラの先端から、雪解け水が凍って棒状の氷となって垂れ下がったものです。

(市民記者森下喜一)
 
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