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佐野弁は疑問を表す助詞に特徴がある


どうも疑わしいなあ、と思ったときには、「うわさの男ってあの人ケー」「この茸(きのこ)は食べてもダイジブケー」などといいます。また、内容を確かめたいときには、「朝めしは食べたケー」「山の景色はよかったケー」などといいます。これらの「ケー」には軽い敬意があって、目上の人・年上の人・見知らぬ人をはじめ、友だちにも幅広く使うことができます。くだけていて響(ひび)きもやわらかく親しみを感じさせる方言です。江戸時代には、「あれは男かえ、それとも女かえ」のように「かえ」といっていましたが、佐野ではそれが訛(なま)って、「ケー」になりました。

「かえ」の「か」は疑問の意を表す助詞、「え」は感動の意を表す助詞ですが、この「え」は後に疑問の意を表すようになりました。「いつ帰って来たエ?」「値段はいくらグレーしたエ?」

この「エ」にも軽い敬意が含まれ、親しみも感じられます。でも、中年以下の人たちはほとんど使わなくなり、死語に近くなってしまいました。

同じ疑問を表す助詞に「ン」があります。「昨日はどこへ行ったン?」「映画は何を見たン?」などという「ン」は、「の[no]」の母音が省略されたものです。年齢や性別に関係なく広く使われていますが、あまりにもくだけた表現であることから、使用範囲は親しい間柄に限られています。相手にものを尋ねるときに、聞き手によって、助詞を使い分けていることがわかりますね。

(市民記者森下喜一)
 
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