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「これはだれの物?」「君にくれるよ」の佐野方言は?


ペンの写真カバンを置き忘れたとき、「このカバンは、だれガン?」といいます。持ち主が自分の物だとわかれば、「それは俺ガンだよ」といい、自分の物でなければ、「それは俺ガンジャーネーよ」などといいます。ガンは、「もの」の意として、昔から親しい間柄で使われてきました。今日でもなお男女に関係なく、中高年の多くの人たちが使っています。俺ガンは、「俺がもの(物)」が、俺ガモン→俺ガンのように変化したものです。

「このペンを君にくれるよ」という場合の「に」は、対象や方向を表します。

佐野では、この「に」以外に、「ゲ」を使って「このペンをオメゲ(お前に)くれるよ」などともいいます。「ゲ」は主として、親しい人同士が、物を「やる」「もらう」というときに使いますが、生き物に「物」を与えるときなどにも使うことがあります。

「鶏(とり)ゲ餌(えさ)をやったか」「金魚ゲ水を替えてやってくれ」ゲもガンも、親しい人同士の会話の中で使われますが、使う人はほとんど高齢者に限られています。ところが、最近市内の中心部で聞かれることはほとんどなくなりました。「誰々のところへ行く」というときに、「ところへ」を昔は共通語(古語)で"がり"といいました。このガリが訛(なま)ってガイになり、さらに変化してゲになったといわれています。

(市民記者森下喜一)
 
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