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食後の休みをゴクヤスミという


もう少しで仕事に切れ目がつきそうなとき、時間外になっても働くことがあります。このように無理をしてでも仕事にけりをつけることをオシエゴト(終え仕事)といいます。

「畑仕事も、もうちょっとやればひと区切りつくから、それでオエシゴトスンベー(しましょう)」

かつて昔の人は、食事休みをとるのも惜しんで働きました。だがそれはからだによくないということで、どんなに忙しくても食後には休むようになりました。その休みを特にゴクヤスミということがあります。

昔から「親が死んでもゴクヤスミ」という格言めいたことばがあります。親が亡くなって、気分的にも肉体的にも落ち着けない忙しい時でも、食後の休みはとるようにという戒めの意が含まれています。

ゴクヤスミは穀休から出たことばです。「穀」は食べ物の意で、食事をしたあとの休みという意味です。野上地域には、明治の頃、出棺前の僧侶が読経しているときに、羽織袴を着た人が座敷に出て、お鉢を人々に回し、二、三箸ずつ食べてもらう風習がありました。この風習をゴクヤスミとかジキヤスミといっていました。ジキヤスミは「食休」のことで、ゴクヤスミと同じ意味です。どんな悲しいときでも、気ぜわしいときでも軽い食事をとって休み、心身を落ち着かせましょうという意味です。

(市民記者・森下喜一)
 
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