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セッチョは「説教」から出たことば


植物や動物をよく観察しながら念入りに世話をしたり、面倒をみたりすることを「セッチョする」といいます。

「あの人は会社を定年なってっから、まいンち(毎日)盆栽をながめて枝を切ったり曲げたりして、セッチョベー(世話ばかり)してッから、今ンとこ退屈するコター(ことは)ナカンベー(ないでしょう)」

器械や道具類などに深く興味をもっていると、丹念に観察しながら指先や手で触ったり、動かしたりします。このようにいじり回す行為も「セッチョする」といいます。

「あの子におもちゃを買ってやったばっかりなんだのに、めずらしいもんだからセッチョして(いじりまわして)、ハー(もう)ボッコシチャッタ(壊してしまった)ンだって?」

セッチョには、事物に興味や関心をもつという意味が含まれていますが、これは教えさとすという意味の「説教」が訛ったもの、そしてさらに説教の意味が変化して「いじり回すこと」という方言になったといわれています。

植物や動物を丹念に観察するために、手にとって触ったり変えたり動かしたりして、意のままの形や状態にさせようとすることと、教え導くために、手にとるように分かりやすく言って聞かせ、理解・納得させようとする「説教」には、内容的に共通するものがあるからです。

(市民記者・森下喜一)
 
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