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寒さが身に染みる雪と風の方言


北風の吹く晴れた冬の寒い日に、降雪地から風に送られて飛来する粉雪を「フッコシ」といいます。これは「吹き越し」が変化したものです。ちらちらと舞い散る花のようにも見えることから、共通語では風花(かざはな)といいます。

「こんな晴れてンのに、風が横なぐりに吹いて、やけに寒いと思ったら、やっぱりフッコシン(風花に)なったね」

何もさえぎるものがなく、風が通り抜けること、または、その場所をフキッツァラシといいます。これは「吹き曝し(ふきさらし)」が変化したものです。四季を通して、山おろしや北風が強く吹く冬の寒いときに使われることばです。

「フキッツァラシン中を帽子もかぶンネデ歩いて来たモンだから…、いやー、今日の風はマッサカ(とても)チミテー(冷たい)ね」

真冬の風は、肌身に染み通るほどの冷たさを感じるが、佐野方言、特に旧安蘇郡では、この冷たい風をミミキリカゼといっていました。

耳がちぎれ落ちるほど寒いということで、主として明治・大正生まれの人たちが多く使っていました。

「このミミキリカゼ(冷たい風)ジャー、外へも出らンネー(出られない)ねー。ナンセ(何しろ)風はツエー(強い)し、耳がチョンギラレル(切られる)ほどチミテカン(冷たいから)ねー」

(市民記者・森下喜一)
 
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