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ヒックルケシタックルケシは同じ動作を繰り返すさまをいう


季節の変わり目になると、「バーゲンセール」とか「大安売り」と書いたデパートや商店の宣伝広告・チラシなどが目にとまります。激安と書かれた衣類売り場では、われ先にと集まった女性でごった返します。買いたい物、見たい物を手に取って、品物の裏表をひっくり返したり、色や大きさや模様などを繰り返しながら見るようすは、目まぐるしい感じがします。このように同じ動作・行為を繰すさまを、ヒッケシタッケシといったり、ヒックリ(ル)ケシタックリ(ル)ケシなどといいます。

「あのじいさんは、年取ったせいか、いつ会っても同じことを、ヒックルケシタックルケシ言うんだから、ヤンナッチャーヨ」

「うちの子は、おもちゃの電車を欲しがったんで買ってやったら、最初は珍しがってヒッケシタッケシ見てたんだけど、結局ワスラシテ(いじくり回して)、ボッコシチャッタ(壊してしまった)」

ヒッケシタッケシは、ヒックリ(ル)ケシタックリ(ル)ケシの変化した語で、「ひっくり返す」という語と、「手繰(たぐ)り返す」が結び付いたもの(合成語)です。ちなみに手繰るとは、両手を使って動かし、手元に引き寄せることです。ヒッケシタッケシと同じ意味の語に、トッケシタッケシがあります。これも「取り返す」と「手繰り返す」が結び付き変化したもので、使用者はほとんど年寄りに限られています。

(市民記者・森下喜一)
 
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