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草木の先端をウラチョッペという


木や草の先の部分を表す方言にウラチョッペがあります。共通語の先っぽや先っちょとほぼ同じ意味です。明治・大正および昭和初期生まれの人たちは、共通語を使うよりもウラチョッペを使うのが普通でした。

「インギンボー(隠元の蔓を支える棒、隠元棒(いんげんぼう)の訛)のウラチョッペに、アキドンブ(赤とんぼ)がジーットして止まってっけど、回りがよくメール(見える)からダンベ(でしょう)ねえ)」

ウラチョッペという語の成り立ちをみると、「ウラ」と「チョ」と「ペ」が結び付いたもので、これらのいずれにも先端という意味が含まれています。まず最初に、「ウラ」はいつ頃どんな時に使われていたのか、その例を挙げてみましょう。

かつて佐野は麻の名産地でしたから、麻にまつわる方言や独特の言い方がたくさんありました。麻の葉に付いている先端の茎の部分をウラッツォといっていました。これは先端の意のウラ(末)とソ(麻)が結び付いた「ウラソ」(末麻)が変化したものです。今では農家の高齢者を除いては、このことばを知る人もなく、もはや死語になってしまったといってもいいでしょう。

「チョ」は、先っちょの「ちょ」と同じく、先端の一部分をいいます。これは「所(しょ)」が変化したもので、「先」や「末(うら)」という語の後に付けるのが普通です。「ペ」も語の後に付けて、先端の周辺という意を表します。

(市民記者・森下喜一)
 
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