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捻挫することをヒッチゲルという


手や足に無理な力が加わると、くじいて関節などを痛めることがあります。このような状態になることを共通語で「捻挫する」または「くじく」といいます。

方言としてはオックジクの使用が一般的ですが、外にフンゲス、フングリ(ル)ケス、ヒックジクなどもあり、中高年者に広く使われています。

「階段で足首をフンゲシちゃったもンだから、まだチョーガンニ(まともに)仕事もできネンで(ないので)、ヤンナッチャー(困ってる)よ」

フンゲスは「踏み返す」が変化した語で、踏み外すが元の意味です。同じ意味の語にフングリケスがあります。「踏み蹴り返す」の変化語です。また「引き挫く」が変化して、捻挫するの意味になった方言にヒックジクがあります。

「コナイダ(先日)スキーに行って、足ッ首をヒックジッちゃってさぁ、今でもそこンとこ触るとイテン(痛いの)だよ。とうぶんは仕事も運動もデキネカモシンネ(できないかもしれない)」

以上の外に、昭和初期頃まで使われていた方言にヒッチゲルがあります。

「石にけつまずいてデングリケッテ(転倒して)…。そン時に手ッ首をヒッチゲッチャッタンだけど治りがオセー(遅い)ね」


ヒッチゲルは「引き違える」という語形とその意味が変化したものです。佐野ではヒとシの発音があいまいなため、シッチゲルという人もいます。
(市民記者森下喜一)
 
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