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嫌われ者につける方言


怠け者やけちん坊といわれる人の性格や行動から、昔の人はそれにふさわしい方言のあだ名をつけていました。ろくに仕事のせずに食べることだけは人一倍、これといって身に付けた芸もなければ能力もなく、毎日をのらりくらりと過ごしている怠け者を、ゴクッツブシといいます。

「マインチ(毎日)何もしないで、遊び暮らしているゴクッツブシが今日もその辺をホッツキマーッ(歩き回っ)ていたっけ」

ゴクッツブシは「穀潰し」の変化後、働かずに穀(米)を食いつぶすが元の意です。人に付きまとって、ただで飲んだり食べたりする者をアブラムシといいます。農作物に寄生する害虫「油虫」を、人になぞらえて言うようになりました。

「奴はアブラムシだから、ダーレ(誰)もヨッツカネー(寄り付かない)ンだってガネ」


身勝手で言うことをきかない愚か者を、ヨトサレ、またはヨトサレモンといいます。この語は、知恵の足りない者「与太」から出たことばです。

「言うことはイーカラカン(でたらめ)だし、仕事はミシミテ(まじめに)ヤンネし、あんなヨトサレモンとは付き合えネーよ」


サブケノカミは、本来邪魔をする神のことでしたが、性質や言動が普通でない嫌われ者をいうようになりました。昭和初め頃まで盛んに使われていました。

(市民記者森下喜一)
 
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