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おしめを当てがうことをカウという


「さっき、赤ちゃんにおしめをカッてやったばかりだから、…」
「えっ!おしめを買ってやった?いつの間に?どこで?」


こんな行き違いの対話があってもおかしくありません。なぜなら「かう」には「買う」という意の共通語と「当てる」という意の方言があるからです。乳幼児などの大小便を受け止めるために、股におしめを当てますが、これを方言ではカウといいます。

共通語では、当てることを「当て交う」ともいいますが、別に「交う」ともいいます。交うは取り替えること、つまり方言の「カウ」は、「交う」から出たことばで、もとは(おしめを)取り替えるという意味でした。

カウの頭に「オ」をつけて、オッカウともいいます。オッカウもカウも意味的に変わりはありませんが、カウに比べてオッカウのほうがやや力のこもった強いひびきをもっています。

「寝たっきりのじいさんがいるんで、どんな忙しくたっておしめだけはオッカッてヤンネ(やらない)とね」

ちなみに昭和20年頃(明治・大正生まれの人たち)まで、おしめをモッコともいい、おしめを当てることを「モッコカウ」といいました。ただ、年齢的に使用範囲は老人に限られ、乳幼児に対して使うことはありませんでした。

「ばあさんも弱っチャッテねぇ、モッコカッて寝てヤンス(います)よ」


(市民記者森下喜一)
 
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