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川底の深みに付ける「ボ」は近親感を表す


川の流れには、水の勢いが急なところとゆるやかなところ、浅いところと深いところなどがあります。その中で底が深く流れのゆったりしているところがあって、そこを旧田沼・葛生地方ではフカンボまたはフカンドなどといいます。

夏休みになると子どもたちが水浴びをしようとフカンボにやってきます。子どもばかりでなく大人たちも、暑さを凌しのぐためにやってきます。フカンボはみんなの格好の遊び場となります。

「オッキナ(大きな)子だったら、フカンボで水みず浴びしても、ズンブックグリ(水中に潜って遊ぶこと)をしてもカマネ(大丈夫)けど、チッチー(小さい)子ジャー、アブネカンネ(危ないからね)」

川の深いところをフカンボ以外にイズンボともいいます。ただイズンボは、出水が語源であるといわれているように、湧き水が川に流れ出ている深いところをいい、フカンボとは区別して呼んでいます。

「イズンボのそこはよくメーネ(見えない)けど、ニガッパヤ(油鮠)がいっぱい泳いでいるし、ガマ(空洞になっている所)には、岩魚やヤモ(やまめ)もいるんだってさ」

川の深みばかりでなく、池にも「ボ」を添えて、イケンボといいます。このように水のよどみや水の深さなどを表す語に添える「ボ」は、身近にあって親しみを感じさせたり、語調を整えたりする働きがあります。

(市民記者森下喜一)
 
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