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「けなす」ことを強めていうときにはカッペナスという


人の欠点を取り上げて非難したり、人の過失を取り上げて悪口をいったりすることを、共通語では一般にけなすとか難癖をつけるといいます。方言では、これをカッケナス・ヘナス・カッペナスなどといいます。これらの方言の成り立ちや用法などについて述べてみましょう。

カッケナスは「掻きけなす」が変化したものです。けなすの語頭に「掻き」(接頭語)が付いているのは、けなすをより強めるためであって"掻き"にはこれといった意味がありません。

ヘナスは、けなすが訛ったものです。かっては県内の各地で広く使われていましたが、カッケナスやカッペナスが勢力を伸ばすようになると、それに圧倒されヘナスの分布地がだんだん狭くなってしまいました。現在、ヘナスを使用しているところは県北地域です。

カッペナスは、ヘナスに"掻き"が付いたものです。カッケナスに比べて、言い方にややぞんざいな感じがするといわれています。

「絵をカッペナシたり、料理をカッペナス人がいるンだけど、あんなこといわなくたってイカンべ(いいだろう)にねぇ」

カッペナスを使用する年齢は中・高年層に多く、若年層は減少の傾向にあります。「けなす」の訛り語にコナスがありました。しかし、今ではこの方言もすっかり消え、死語となってしまいました

(市民記者 森下喜一)
 
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