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フッタケルは火をつけること


風呂を沸かす燃料は、一般的にガスや灯油ですが、かつては雑木・檜・杉などを切り割ったまきが主なものでした。かつて風呂は桶の形をし下部にはかまどがあり、これを方言でセーフロといっていました。セーフロの焚き口にたきぎを入れて湯を沸かしました。たきぎはモシキまたはマキダッポーなどといいます。これに火をつけることをフッタケルとかヒーフッタケルなどといいました。

「セーフロにヒーフッタケタ(火をつけた)か。フッタカッたら、さらにマキダッポーをツックベルンダカンネ(くべるんだよ)」

ヒーは「火」の意、フッタケルは「吹き焚く」の変化語。火吹き竹から息を強く吹き出して発火させることから、フッタケルという方言が生まれました。フッタケルに対して、「火がつく」ことをフッタカルといいます。

「なかなかフッタカンナカッタ(燃えつかなかった)けど、フキダケ(火吹き竹)でプープー吹いてたら、ヤットコスットコ(ようやく)フッタカッタよ」


昭和25年頃まで、鍋や鉄瓶などは、いろりにつるしてあるカギッツルシ(自在鉤)にかけて湯を沸かしました。燃料はすべてモシキでした。火を焚いて煮炊きするカマクド(かまど)もセーフロも、今ではすっかり姿を消してしまいました。同じくフッタケルとかフキダケという語も、あまり聞かれなくなってしまいました。

(市民記者森下喜一)
 
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