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「ヨカ」・「ゲ」という方言は間もなく消える?


比較の基準を表す語に(助詞)に、「より」・「よりか」があります。これに該当する方言に、「ヨカ」「ヨカモ」「ヨリカ」などがあります。
  「今日はだいぶアッチー(暑い)から、どうせ飲むンダラ、酒ヨカビールのほうがいいンジャネーケ(ではないですか)?」

中・高年者の多くは、今でもこれらの方言を使っていますが、若くなるにつれてだんだん減る傾向にあります。
   
動作の対象(相手)を表す語(助詞)に、「に」がありますが、この「に」に該当する方言に「ゲ」があります。
  「ゲ」は、意味も用法も共通語の「に」と同じですが、ちょっと違う点は、対象となるのが人や動物などで、その他のものには使わないのが普通です。ゲの成り立ちについてはわかっていません。

「こんなにドドメ(桑の実)をとったンで、あの子ゲも、それからオメ(お前)ゲも分けてヤンベ(やろう)とモッテサー(思ってね)」

動物などに餌をやる(与える)ときにもゲを使います。
「ニヤットリ(鶏)ゲ、餌やってクンネケー(くれませんか)」

ゲを盛んに使っていたのは昭和30年代頃までで、その後は次第に減少し始めました。とはいっても、高齢者には今なお使っている人がいます。一方では、「ゲ」を使っていた頃を思い出し、懐かしむ昭和生まれの人もいます。この「ゲ」が話しことばから消えるのも「遠からずして」ということになるでしょう。

(市民記者森下喜一)
 
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