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なめくじには殻がないからハダカ○○といった


なめくじは、かたつむりのように、もともとはらせん形の殻をもっていました。その殻が退化してなくなってしまいました。なめくじの体はやわらかく、ぬるぬるしていて二対の触角をもっています。大きさも体つきもかたつむりにそっくりです。なめくじは殻をもっていないために、ハダカ○○といわれるようになりました。ハダカデーロ(ー)・ハダカダイロ・ハダカダイボ(ー)・ハダカダイボロ・ハダカデーボのように、その数は約10種類あります。

「あのデッケー木のザンマタ(木が二股に分かれているところ)ンとこに、ヌルッカヌルッカ(ぬるぬる)したハダカデーボがいるンで、キビーワリー(気持ち悪い)っていってたよ」

なめくじの角は敏感で、周囲のようすを見わたしながら、出したり引っ込ましたりします。子どもたちはそのようすを見て楽しみながら、「角出せ、角出せ」とはやし立てました。ダイロ・デーロ・ダイボロは、角を出せという意の「出い、出よ、出ろ」が変化したものです。この方言が佐野に伝わり、今でも使っている高齢者は大勢います。

もっとも広く使われている佐野方言にデーロがあります。これはハダカデーロが省略されたものです。旧安蘇郡(田沼町・葛生町)では、なめくじには殼、つまり住む家がないということから、かつてはイエナシダイロ(家なしなめくじ)といい、それが訛って、エナシデーロともいっていました。

(市民記者 森下喜一)
 
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