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突然の出来事に動揺することをバッタクスルという


おおぜいの人が寄り集まっている席で、突然、「ひと言ご挨拶を…」などといわれると、一瞬その対応にうろたえることがあります。このように何をどのように話そうかと当惑することを、ドギマゴスルといいます。

「人前でしゃべったコター(ことは)ネーダンベー、だから、そンときはドギマゴシチャッて、何しゃべってんだかわんなかったよ」


ドギマゴスルは、共通語の「どぎまぎする」が変化したものです。
あわてて動き回っているものの、どうしていいか分からずおどおどすることを、トトロズクといいます。

「夕立が来そうだから、早く干し物をオッコメ(取り込め)っていったのに、何トトロズイてンだ。子供っチャー、シャーネーナー(しょうがないね)」

ぐずぐずしている動作をとろとろというが、これがもとになって生まれたのがトトロズクです。予期せぬ出来事にあったとき、あわてふためいて気が動転し、事がうまく進まないことを、バッタクスルといいます。

「あしたは家族で花見にイグ(行く)ベーってことンなって、楽しみにしてたんだけンど、あいにく雨ンナッチャッテ、バッタクシたよ。」


かつては佐野市全域がトトロズク、バッタクスルの使用地でした。その中で、特に旧安蘇郡(田沼・葛生)の明治・大正生まれの人たちは、昭和の中頃までこれらの方言を日常的に使っていました。今では死後同然となっています。

(市民記者 森下喜一)
 
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