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ワリーネ(わるいね)はありがとうの意味


人から贈り物などを受けると「ありがとう」ということばを用いて感謝の意をあらわします。よりていねいにいうときには「ありがとうございます」「ありがとう存じます」などといいます。

昭和20年頃まで、佐野の子どもたちは一般に「オーキニ」といっていました。心を込めていうときには「ナ(ー)」を添えて「オキニナ(ー)」といいました。オーキニは関西方言ですが外の地域にも伝わり、広く使われるようになりました。

佐野には昔から感謝の意をあらわすことばに、「ワリーネ」と「スマネーネ」があり、とても強い勢力を持っていました。そのために「オーキニ」を積極的に受け入れようとはしませんでした。

「めずらしいものをこんなにいただいて…。いつもワリーネ」

申し訳ない(ね)の意が「悪い(ね)」ということばに置き換えられ、それが訛ってワリーネとなりました。久し振りにあった北海道出身の知人から、おみやげをもらったとき、「あらっ、ワリーネ」といったら「何が悪いの?」といわれたというのです。ワリーネの用法を知らない地方の人が聞いたら、ちょっと首をかしげるのも無理からぬことですね。

申し訳ない(ね)と同じ意味をもつことばに「済まない(ね)」があります。これが訛ると「スマネーネ」となり、感謝の意をあらわすことばとして使われます。子どもたちは今では「ありがとう(ございます)」というようになりましたが、中・高年者の多くは今なお「ワリーネ」「スマネーネ」といっています。


(市民記者 森下喜一)
 
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