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実をたくさんつける柿をミシラズという


柿には甘いものと渋いものとがあります。甘柿は秋も深まって赤みが増してくると、渋味がなくなっておいしく食べられます。この種の柿には、平たい形をした富有柿(ふゆうがき)、次郎柿(じろうがき)などがあります。

一方、赤みが増しても渋味が抜けない柿があります。方言ではこれらの柿をミシラズといいます。「身不知」という漢字が当ててあるように、身のほどを知らない柿、つまり、果実の重さで曲がったり折れたりするとは知らずに、枝という枝にいっぱい実をつける柿ということです。この種の柿には平核無(ひらたねなし)があります。蜂屋柿(はちやがき)も渋柿の一種です。

「ウチノヘーリックチ(我が家の玄関)ンとこにあるミシラズに、実がエレー(たくさん)なったもンだから、枝がオッカケネーダンベ(折れないだろう)かって、隣ンチでシンペー(心配)してるんだってガネ」

渋柿はシモシラズともいいます。「霜不知」と書くように、秋が過ぎて霜が降りる季節になっても、赤い実をつけたまま枝にぶら下がっています。でも本格的な冬の寒さが訪れるようになると、熟して甘くなります。山に自生する山柿は柿の原種といわれるだけに、とてつもなく渋く、小さいのが特徴です。どんなに渋い柿でも寒さが増すとともに熟し甘くなります。

「なんぼシビー(渋い)山柿やシモシラズだって、寒くナッチャー、ヤーラケーズクシ(やわらかい熟柿)ンなって、いずれは甘柿ンナッチャンだよ」


(市民記者 森下喜一)
 
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