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「叱る」を強めることばはコキノメス


年下の者が、あやまったりよくないことをすると、年上の者がそれをいましめたり、とがめたりすることがあります。強い調子で教えさとしたり注意することを「叱る」といいます。

叱り方はあやまち等の程度によっていろいろですが、方言にもいろいろな言い方があります。その主なものに、オドスとコキノメスがあります。共通語の「おどす」は、相手を恐れさせたり、おびやかしたりすることで、恐怖心をうえつけておじけづかせることをいいます。それに対して、方言のオドスは、単純に叱ったり注意することをいいます。

「叱られる」という受身の方言には、「オドサレル」よりも、オドサレルが変化した「オッツァレル」が多く使われます。

「あの子はいたずらっ子なンで、オドシてやったら、オッツァレタことが気ンなったンダンベか。このごろは、さっぱり姿がメーネー(見えない)ね」

「叱る」を強調したものに、コキノメスがあります。「コキ」は、たたくとか殴るという意、ノメスは、たたいて前へ倒すとか転ばす、あるいはひっくりかえすといった意味です。このようにコキノメスは、「叱る」とか「注意する」意をよりいっそう強めます。コキノメスは、普通「やる」と結びついて、「コキノメシテやる」という言い方をします。

「トーシ(いつも)注意してるんだけど、いうことをキクッチャーネー(きこうとしない)子だから、コンダ(今度は)コキノメシテやンベとモッテさあ」


(市民記者 森下喜一)
 
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