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動詞に「ツン」を付けると意味・内容が変わる


意味を強めたり、あるいは別の意味を添えたりする語(接頭語)に、「ツン」があります。ツンは、ツンダス(出す)・ツンノメル(前に倒れる)・ツンザク(裂く)・ツンムス(燃す)のように動詞の前に付けます。まずは「ツンダス」の用例から、その意味やはたらきをみてみましょう。

「あの男の子がしょんべんシテン(したいん)だって。ハエクツンダシテヤンネト、ムグッシャー(漏らしてしまう)カンネ」

ツンダスには、せっぱつまって出す、無理に出すという意味があります。

また、共通語の「のめる」は、前に倒れかかる、前にかたむくことをいいます。しかし、それに「ツン」が付くと、その強いはたらきによって、すべって前に倒れる、つまずいて転ぶという意に転じてしまうことが多いです。

「雨の降ったツグル(次の)日、あぜ道を歩いてたらツンノメッテ、着物をゼンテ(すっかり)泥だらけにしチャッタ」

「ツンザク」は「裂く」を強めることばです。布を強引に引き裂くことをツンザクというように、ツンザクは強い力を加えて引きやぶることをいいます。

「刺のある木だって、ツンモセば、影も形もなくなるさ」のように、「ツンムス」には、燃すの勢い・強さが表れています。これ以外に、ツンザス(刺す)・ツンムグル(もぐる)・ツンヌゲル(逃げる)・ツンムク(振り向く)などがあります。いずれの「ツン」も、「突き」が変化したものです。


(市民記者 森下喜一)
 
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