ベレロフォン

更新日:2019年11月26日

岩の表面に黒っぽいまるい形のフズリナの化石とともに2センチほどのベレロフォンの断面化石の写真

ベレロフォン

分類

化石 (軟体動物門)

時代

古生代 ペルム紀

「ベレロフォン」
何とも重厚に響く名前のこの化石は、平巻きの殻を持った軟体動物の仲間です。

その殻頂部を巻き込みながら成長するため、一見するといびつなボールのようなかたちをしています。殻が分厚くなることも特徴で、古生代を代表する化石生物です。
またその分類については、「原始的な巻貝である」という説と「現生種ネオピリナの仲間である単板類」との説の2つがあり、いまだにはっきりとしていません。

ちなみに、ベレロフォンという名前はギリシャ神話に登場する英雄「べレロポーン」に由来します。

佐野市葛生地域の石灰岩からも、その平巻きで分厚い殻をした化石が見つかっています。

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