スクトサウルス

スクトサウルス
分類
化石 (爬虫類)
時代
古生代 ペルム紀
ずんぐりした身体に、トゲのある頭。
この化石は、古生代ペルム紀に生息した爬虫類「スクトサウルス」です。
トゲがたくさんついた装甲のような皮膚を持っていたと考えられ、大人になるとその体長は3メートルを超えます。まるで重装備の鎧(よろい)を着たような姿は、いかにも強そうです。
しかしスクトサウルスの歯のかたちをよく見ると、水辺の植物を食べて生きていたということが分かります。つまりその鎧(よろい)はたたかうためではなく、身を守るために発達したものだったのです。
何ともいかめしい姿をしたこの生き物は、どうやら水辺でのんびりと日光浴をしながら生活していたようです。
化石館に展示してある標本は子どもの化石で、体長60センチほどです。
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更新日:2019年11月26日