春のジオウォーキング2023
イベント名
内容
朝から晴天にめぐまれ気温も上がって暑いくらいの日差しとなり、午後から雲が出てしのぎやすくなりました。
10時に化石館に集合し、ウォーキング時の注意事項を聞いてから、化石館展示室で今日街中で出会う化石の解説を聞きました。さっそく最初の目的地、葛生人骨出土跡公園をめざして出発しました。途中、化石館前のさざれ石・石筍や道から見えるフレスコ画・看板の石材の中に入っている化石・石垣・鍾乳石などを見学しながら皆で列になって歩いていきました。出土跡公園では、ウミユリやフズリナという生き物の化石が落ち葉の陰に落ちていて、たくさん拾えました。最初はなかなかわからなくても、だんだん見つけられるようになってくると、皆さん夢中になってさがして、学芸員に元気よく質問をしていました。
続いて、秋山川の河川敷へ。ここでは、山間部から川に運ばれてきた葛生でおなじみの石灰岩などが見つけられます。折しも川の水量の少ない春先なのでいつもは川底にある石が露出していて、たくさんの貴重な化石を見ることができました。河原でお弁当を食べ、パネルクイズに挑戦したり、石灰岩の性質を見る実験を行いました。
次はかつて石灰石鉱山だった嘉多山公園へ向かいます。途中、かつて石灰を運んだ輸送汽車の廃線跡を見ました。公園には石灰岩が風化してできた石灰岩柱があり、化石を見学しました。階段やステージなどの公園設備に使用されている石灰岩や砕石の中にも化石が入っているのが見られました。また、石灰岩を焼いていた窯跡や石灰を運搬するために走っていた機関車の車体なども残っています。
最後に原人ロードを通り、葛生化石館のすぐ隣の美術館入口にある、化石がたくさん入った石灰岩で作られた門前広場を見学してから、化石館まで戻ってきました。
3時間半で4キロの行程を歩き、楽しい春のハイキングでした。
開催日
令和5年3月21日（火曜日・祝日）
午前10時～午後2時
対象
一般
「春のジオウォーキング2023」の様子
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更新日：2024年01月23日