春のジオウォーキング2025
イベント名

内容
ひんやりとした朝を迎えて10時に化石館に全員集合しました。ウォーキング時の注意事項を聞いてから、化石館展示室で化石の解説を聞きました。さっそく最初の目的地、葛生人骨出土跡公園をめざして出発しました。途中、化石館前のさざれ石・石筍や道から見えるフレスコ画・看板の石材の中に入っている化石・石垣・鍾乳石などを見学しながら皆で列になって歩いていきました。出土跡公園では、ウミユリやフズリナという古生代ペルムの生物の化石が落ち葉の陰に落ちているのを拾いました。
続いて、秋山川の河川敷に到着しました。ここでは、山間部から川に運ばれてきたチャートや石灰岩などの岩石が見つけられます。折しも川の水量の少ない春先はいつもよりも川底にある石が露出していて、たくさんの貴重な化石を見ることができました。川原石に関するパネルクイズに挑戦したり、石割体験にも挑戦して、お昼休憩もとりました。
次はかつて石灰石が採掘されていた鉱山跡地の嘉多山公園へ向かいます。途中、かつて石灰を運んだ貨物線の廃線跡を見ました。公園には石灰岩が風化してできた石灰岩柱があって化石が入っていました。階段やステージなどの公園設備に使用されている石灰岩や砕石の中にも化石が入っているのが見られました。
最後に原人ロードを通りながら水路沿いや石のテーブルの中に化石をさがし、途中、石灰運搬貨物列車の線路跡づたいに当時の跡を探しながら歩いて、化石館まで戻ってきました。
3時間半で5キロ弱の行程を歩き、楽しい春のハイキングでした。
開催日
令和7年3月20日(木曜日・祝日)
午前10時~午後2時
対象
一般
「春のジオウォーキング2025」の様子
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2025年04月02日