博物館日記

更新日:2021年09月01日

博物館の出来事や、講座の様子等を紹介していきます。

令和3年9月1日(水曜日) 今日の学芸員

sep1

冨俵山神社(佐野市柿平町)

コロナ感染症対策のため、郷土博物館は9月12日まで休館です。早く緊急事態宣言が解除になると良いですね。

さて夏休みの前半にあたる7月31日から8月8日まで学芸員実習を行いました。真夏の最中、神社での石仏調査です。担当学芸員も歳を重ねたせいか暑さにはめっきり弱くなりました。なるべく涼を求めて実習場所を選びます。写真の冨俵山神社は沢の水が滝のように流れていて涼しく別世界のようです。

実習生も、佐野にこんな所があるのかと驚いた様子でした。割と身近なところに良い場所があると思う学芸員です。

令和3年7月15日(木曜日) 今日の学芸員

July15

津布久教育長の講話

佐野市内の学校に勤務する先生方の初任者研修会で館内を案内しました。

教育長の講話、佐野市の人権教育のあとだったので、参加された先生方は大変緊張されている様子でした。

学芸員は田中正造と唐沢山城についてお話させていただきましたが、割とリラックスして聞いてもらえて楽しいひとときでした。若い頃から、佐野の歴史や民俗に関心をもってもらえたら嬉しいと思う学芸員です。

令和3年6月19日&26日(土曜日) 古文書講座の3回目と最終回

古文書講座の3回目と最終回が行われました。

なかなか、速効的に古文書を読めるという訳にはいきませんが、受講者の皆さんが古文書の世界に入るきっかけになったら良いですね。

最終回に参加された受講者の皆さまには、古文会の会員の手作りの靴べらのプレゼントがありました。この靴ベラは竹製なのですが、使い易いので学芸員も自宅で使っています。

講師を務めていただいた「佐野古文会」の皆さま、ありがとうございました。

June19
June26

令和3年6月21日(月曜日) 学芸員の休日

June21

旧黒羽町(現大田原市)へ狛犬調査に出かけました。

佐野市の狛犬とは、ちょっと雰囲気が違いますね。時代と地域によって、いろいろな狛犬があることが判ります。

写真の狛犬は、参道から本殿に向かって右側に設置されており、口を閉じた吽形ですね。写真を掲載していませんが、左側には口を開けた阿形があります。

栃木県では、ほとんどの神社で、狛犬はこの逆のパターン(右側が阿形、左側が吽形)です。

近くにある神社の狛犬は、どういう配置になっているのか、訪ねてみるのも面白いと思う学芸員です。

 

令和3年6月13日(日曜日) 「佐野市の民話を楽しもう」が開催されました!

June13

講座「佐野市の民話を楽しもう」が行なわれ、28名の参加者がありました。ふるさと佐野の昔話に感激し、お帰りの際に「来年も是非開催してほしい」と話されたお客さまもいらっしゃいました。

当日はプログラムは

  1. 唐沢山の井戸 大竹さん
  2. 怪力士 家綱 冥賀さん
  3. 宗綱 元旦の出陣 飯塚さん
  4. 鉢の木物語 冥賀さん
  5. 親抱きの松 熊倉さん
  6. 和尚と小僧 熊倉さん

でした。

「佐野ふるさと民話の会」の皆さま、ありがとうございました。

令和3年6月12日(土曜日)古文書講座の2回目です。

June12

古文書講座の2回目です。

今日は、3点ほど史料を解読しました。途中、テキストの中に出てくる「鉄砲」の解説もあり、受講者の皆さんも興味深々の様子でした。

鉄砲といえば、やはり長篠の戦いですかね。最近の解説本では鉄砲に対する防御として竹束や鉄楯が描かれているものが多いようですが、ひと昔前は、あまり防御の道具に触れる本がなかったように思う学芸員です。

令和3年6月9日(水曜日) 学芸員の休暇

June09

午後、休暇をいただき、唐沢山神社に出かけました。本丸西側、郭の内側の石垣が木を一部伐採したので、よく見られるようになったとの話を小耳にしたからです。

行ってびっくり。鏡石と言ってもよい、大きな石も使われていますよ。写真を写すポイントとしても良いと思う学芸員です。

追伸 午後になると逆光なので、午前中に行くのがおすすめです。

令和3年6月5日(土曜日) 古文書講座が始まりました。

June5

古文書講座が始まりました。

講師は佐野古文会の皆さんです。毎年6月に開講していて都合19回目です。今年は、大変人気があり、募集定員の20名がいっぱいとなってしまいました。家に古文書があるので、読んでみたいという方も受講されていました。

学芸員も一緒に受講しましたが、その場ですぐに読めたのは、テキストの半分くらいですかね…(冷汗)。くずし字がすらすらと読めるようになるには、トレーニングに時間がかかりますが、そこそこ読めるようになると楽しいし、世界が広がると思う学芸員です。

令和3年6月2日(水曜日) 今日の学芸員

June2

城北小学校に出張授業で出かけました。

この「博物館日記」を書いている学芸員も城北小学校の卒業生です。学芸員が通っている頃は、1クラス40人で1学年4クラスありました。少子高齢化が進んでいますが、今も城北小学校は、児童数が多く6年生は4クラスあります。

会議室(集会室かな?)には、校歌がくずし字で書いてある額がありました。城北という漢字は、くずし字で書いてあると、なかなか読めませんが、さすがに通っている児童は解りますね。

そんな話をしてから、1時間目から4時間目まで都合4回ほど原始~古代の話、唐沢山城と上杉謙信の話をしました。城北小学校の敷地が城館跡だったことには児童も大変驚いていました。歴史に少しでも興味を持ってもらえたらと思う学芸員です。

令和3年5月31日(月曜日) 学芸員の休日

May31

旧藤岡町蛭沼(現栃木市)の神倉神社にある寛政6年(1794)の狛犬調査に出かけました。ここの狛犬は額が狭くて(ほとんど無い)面白い狛犬です。

15年ぶりに訪れたのですが、おととし新しい狛犬が奉納されていました。台座に御大典記念とあります。

平成から令和に改元されたとき、どれだけの狛犬が奉納されたのか気になる学芸員です。

令和3年5月24日(月曜日) 学芸員の休日

may24

閑馬町へ庚申塔の調査に出かけました。

旧田沼町は、庚申塔がとても多い地域です。平成の合併以前は、隣の足利市とどちらの方が多く、日本一なのか、石碑の研究者の間では、よく話題に上がっていました。平成の合併以降は、佐野市(旧佐野市+田沼町+葛生町)が日本で一番庚申塔が多い町と考えられています。

そんな庚申塔の調査ですが、表面が風化ないしは剥離している碑の解読は一苦労です。写真の庚申塔には「庚申 天保十己■年二月」下部には横書きで「梅園村」とありました。

倒れている碑を立て直したり、汚れた表面を水で洗ったりと、庚申塔の調査は根気と体力も必要です。

令和3年5月21日(金曜日) 今日の学芸員

may21

佐野小学校の6年生が、歴史学習の為に博物館に来てくれました。あいにくの雨でしたが、元気いっぱいです。

佐野市内の遺跡をスライドでみたり、本物の土器を観察しながら学習を深めていきます。

6年生の興味関心があるのは、やはり戦国時代ですね。原始~古代までの展示解説をした後に、少しだけ唐沢山城跡の話をします。

唐沢山城は、上杉謙信に何回も攻められました。上杉謙信を知っている小学6年生は割と多く、謙信と戦国大名・佐野氏との関係には目を輝かして聞いてくれます。

そういえば、自分も小学生の頃は、謙信が好きだったことを思いだした学芸員です。

令和3年5月20日(木曜日) 今日の学芸員

R30520

一昨日の18日に続いて、植野小学校へ出張授業に出かけました。

冒頭、6年生の児童が割と知っている織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などの戦国大名の名前を挙げてから、その時代に佐野を支配していた戦国大名・佐野家と上杉謙信との関係、そして唐沢山城の話をしてから授業に入ります。6年生になると謙信や武田信玄、そして川中島の戦いのことを知っている児童も少なくないですね。

そのあとは、スライドと本物の土器を使って原始・古代の学習です。最後は本物の土器にも触れてもらいます。

質問のコーナーでは、「どうして、その土器が使われた年代がわかるのか?」といった、大人顔負けの良い質問も飛び出しました。

歴史が大好きな子どもに育ってほしいと願う学芸員です。

令和3年5月19日(水曜日) 今日の学芸員

gazou1

先週から、市内小学校6年生の学校利用が始まりました。大部分の学校は博物館にスクールバスで来てもらっていますが、コロナ対策として、児童数の多い学校については、博物館の職員が学校に行って授業を行っています。

授業に行って驚いたのですが、小学6年生の社会科の授業は、歴史から始まるのではなく、三権分立や内閣の役割など、政治から学ぶそうですよ。

今日は雨。博物館のさつきの花が咲き始めました。

「雲竜のふすま絵」公開

植野の舞台で使用されていた「雲竜のふすま絵」を3月21日(日曜日)まで公開します。

これは、昭和22年まで植野地区で演じられていた地芝居に使用されていたもので、昭和61年に博物館へ寄贈されました。

地元には「雲竜のふすま絵を出すと雨が降る」という伝承がありました。そのため、地芝居が演じられなくなっても、「雨乞い」のためこの「ふすま絵」はたびたび展示されたようです。今回は、足利の山火事を心配した、市民からの助言もあって、この度、公開することにしました。

足利の山火事が、一日も早く鎮火するよう、佐野市からお祈り申し上げています。

雲龍のふすま絵

雲龍のふすま絵

雲龍

雲龍

令和2年10月24日(土曜日)佐野市郷土博物館の建物

第72回企画展「田中正造が愛したもの」が、10月3日(土曜日)からはじまり、約3週間が経過しました。新型コロナウィルス感染拡大の心配もありますが、お時間がありましたらご来館くださるようお願い申し上げます。

建築学会賞

昭和59年度建築学会賞 銘板

郷土博物館正面玄関

郷土博物館正面玄関

今回は、郷土博物館の建物について紹介いたします。

当館は、昭和58年10月に開館し、今年37年目を迎えます。建物を設計したのは戸尾任宏氏で、この設計により一般社団法人日本建築学会が設けている国内で最も権威のある建築の賞、日本建築学会賞(作品賞)を昭和59年度に受賞しました。さらに、建物は平成10年、建設省設立50周年を記念して選定した公共建築百選に栃木県で唯一選ばれています。あまり知られていませんが、当館は日本を代表とする公共博物館建築の一つです。

戸尾氏は、昭和55年に奈良県立橿原考古学研究所・付属博物館、平成2年は川越市立博物館、平成12年に東京文化財研究所と様々な博物館等を設計しています。

各地の博物館には、様々な歴史資料が展示されていますが、建物自身を注目して見学されるのも面白いかもしれません。それぞれの建物には様々な特徴があり新たな発見があるかもしれません。

令和2年6月9日(火曜日)郷土博物館が開館して1週間経過しました

当館は、新型コロナウイルスの影響で4月8日から休館していましたが、6月2日から開館し、第71回企画展「佐野市の文化財」も始まりました。


この企画展は、文化財要覧の刊行に併せて開催するもので、当初5月2日開始を予定していましたが、1か月遅れの始まりとなりました。


開館して1週間が経過しましたが、「波に巻子形兜号龍騎」や「鋳銅梅竹文透釣燈籠」など、本市の様々な指定文化財を展示しておりますので、ご来館をお待ちしております。

第71回企画展看板
波に巻子形兜号龍騎、他
鋳銅梅竹文透釣燈籠、他

令和2年4月15日(水曜日)郷土博物館前のバス停

郷土博物館前にバス停ができました。

これはデマンド交通という形態で運行するもので、運行が火・木・土の各曜日に限定されることや、利用するために事前予約が必要なことなど一般のバスとは異なる点があります。詳しくは、電話0283(85)7110 デマンド交通運行センターまで連絡をお願いします。

しかし、残念なお知らせもあります。

新型コロナウィルスの影響で5月7日まで休館が延長になります。

当館では、5月2日から第71回企画展「驚き発見 佐野市の文化財~守り伝えられた私たちの宝もの~」を予定しておりましたが、開催が遅れることになりました。今後、休館がさらに延長になる可能性もあり、不安を抱えながら開催に向けて準備を進めています。

バス停 臨時休館のお知らせ

令和2年4月1日(水曜日) 郷土博物館の花壇

博物館入口の花壇では、パンジーが満開です。

当館は多くのボランティアの活動に支えられていますが、花壇の花もかつて当館に勤務していた方が、寄附してくださったものです。

早く、新型コロナウィルスが沈静化し、ご来館される多くの方々に見てもらえる日を、花壇の花も待ち焦がれています。

パンジー1パンジー2パンジー3パンジー4

令和2年3月19日(木曜日) 今日の館長

今日は、市内小学校の卒業式の日です。

暖かい日が続いているせいか、博物館の前の桜の花が咲きました。桜というと入学式のイメージですが、卒業式に桜が咲いてしまうんですね。

博物館はコロナ・ウイルス対策のために閉館していますが、先週、館長は牧町で民具調査をしました。

写真はその帰りに見つけた、ふきのとうです。ふきのとうの味噌汁の味をふと思い出した館長です。

さくらふきのとう

令和2年3月17日(火曜日) 今日の館長

かたくり

ここのところ、館長は連日のように田中正造が書いた手紙と、にらめっこしています。

今日は、気分転換も兼ねて、三毳山へ天然記念物のカタクリ群生地の取材です。平日にもかかわらず、多くのお客さんが訪れていますが、やはり例年よりも人出が少ないかな。

そよ風に揺れる華麗なカタクリを見ながら、早くコロナ・ウイルスが終息して平常に戻ればよいなと思う館長です。

令和2年3月3日(月曜日) とちぎテレビ

昨日は、あいにくの雨模様でしたが、当館において栃木テレビ「U字工事の旅!発見」の撮影が行われました。「佐藤さん」ゆかりの地について、藤原秀郷や唐沢山などの佐野の歴史について文化財課の課長が説明しました。課長や姓氏研究家の森岡先生のお話は、聞いていてとても勉強になりました。当館での撮影の後は、佐野市内数カ所で撮影されたそうです。その様子は3月19日に放映される予定です。ぜひ、ご覧ください!

説明1
説明2
集合写真1
番組案内

令和2年2月26日(水曜日) 今日の館長

講演会2

館長も楽しみにしていた、3月15日の唐沢山城跡保存整備事業講演会ですが、諸事情により中止となったようです。ホームページをご覧の皆さまも健康にご留意ください。

令和2年2月6日(木曜日)

今日は朝から風も強く、気温も低い状態が続いています。博物館のエントランス前の広場に手押しポンプがあるのですが、ふと下の方を見ると…かわいいつららがたくさんできていました。おかげで、余計に寒く感じてしまいました…。

手押しポンプ1
手押しポンプ2

令和2年2月5日(水曜日)

学校利用5

今週は市外からも小学3年生が見学に来てくれています。みなさん、しっかりと解説ボランティアさんの話を聞いていますね。展示室の見学の後は、別室で体験学習を行いました。体験学習では、昔の道具の説明の他に実際に道具を持って重さを感じてみたり、使ってみたりしながら学習を進めました。

令和2年2月3日(月曜日) 講演会のお知らせ

講演会1

山城サミットでお世話になった宮武正登先生による講演会が開催されます。

日時は令和2年3月15日(日曜日)午後2時から(午後1時30分受付開始)

場所は田沼中央公民館大ホールです。事前申し込みは不要ですが、当日480人の定員に達した時点で締め切ります。

お問い合わせは、佐野市教育委員会文化財課 0283-61-1177まで。

令和2年2月2日(日曜日) 博物館利用学習 その2

先週もたくさんの小学生が来館してくれました。くらしのうつりかわりについて、メモをとりながら真剣に話を聞いていました。

学校利用3
学校利用4

令和2年1月28日(火曜日) お知らせ

篆刻

篆刻講座でお世話になりました市川先生の遺作展と、現在お世話になっている阿部先生が代表の「杏壇篆会」の35周年展が開催されます!

令和2年2月8日(土曜日)

10時~2月9日(日曜日)16時

足利文化会館 別館小ホール

令和2年1月21日(火曜日) 博物館利用学習

1月9日より、小学3年生による博物館利用学習が始まりました。解説ボランティアさんの話を聞きながら展示室を見学したり、実際に昔の道具を使ってみたりしながら一生懸命に学習しています。

学校利用

令和2年1月5日(日曜日)

新年あけましておめでとうございます。

当館では1月4日より収蔵資料展「くらしのうつりかわり~古い道具と昔のくらし~」を開催しております。入館料は無料ですので、お出かけの際にはぜひお立ち寄りください。

今年もよろしくお願いいたします。

 

正造展示室

正造展示室

収蔵資料展1

収蔵資料展

収蔵資料展2

収蔵資料展

収蔵資料展3

収蔵資料展

令和元年12月25日(水曜日) 出前授業に行ってきました!

佐野市立出流原小学校へ出前授業に行ってきました。内容は、出流原遺跡についてです。

出流原遺跡(出流原小学校付近)は、弥生時代中期前半を代表する遺跡として全国的に知られています。昭和39年(1964)の小学校のプール建設に際しての事前調査によって発見された遺跡です。

発掘調査は昭和39・40年の2次にわたり明治大学が主体となり行なわれました。その結果、弥生時代中期前半の再葬墓群から約100個体の細頸壺形土器や管玉が発見されました。

授業の後半は校庭に出て土器探しをしたのですが、驚くほどたくさんの土器のかけらを見つけることができました!学校の敷地内で土器拾いができる学校なんてすごいですよね。

児童の皆さんは、年明けに明治大学の博物館へ見学に行くそうです。

出流原1
出流原2
出流原3
出流原4

令和元年12月14日(土曜日) 講演会

講座室にて、秘宝エラスムス立像に学ぶ会主催の講演会、「エラスムス立像と共に歩む」が行われました。第1部は「戦国武将牧野成里の生涯」と題して、秘宝エラスムス立像に学ぶ会の横塚和夫氏による講演。第2部は「丸山瓦全エラスムス立像発見と経緯」と題して、県考古学会顧問であり、丸山瓦全研究者でもある、竹澤謙氏による講演でした。80名近い方々が参加してくだり、みなさんとても熱心にお話を聞かれていました。

エラスムス立像は、東京国立博物館にて12月25日まで展示されています。また、本館でも複製が展示されていますので、興味のある方はぜひご来館ください。

また、今回の講演会の様子は12月20日(金曜日)から、佐野ケーブルテレビの「さのニュース」にて放映される予定です。

エラスムス1
エラスムス2

令和元年12月13日(金曜日) インターンシップ

10日(火曜日)から、市内の高校生がインターンシップで来館していましたが、本日が最終日。主に、1月から始まる収蔵資料展の展示作業を手伝ってもらいました。おかげさまでほとんどの作業が終わり、職員はとても喜んでいます!

インターンシップ1
インターンシップ2

令和元年12月1日(日曜日) 本日から開館します!

台風19号による災害対応のため、10月20日から臨時休館とさせていただいておりましたが、本日より開館します。なお、第70回企画展『中根東里展-「芳子」と門人たち-』は終了させていただきました。ご了承ください。

令和元年10月5日(土曜日)第70回企画展開催中!

本日より、第70回企画展 中根東里展-「芳子」と門人たち- が始まりました。
学芸員によるギャラリートークは10月13日、27日、11月10日の午後2時から行います。(申込不要)
また、11月16日には、名古屋大学大学院教授 塩村先生をお招きしての講演会。10月24日には中根東里ゆかりの地をめぐる講座もございます。こちらは電話にて受付をしております!
皆様のご来館、ご参加、お待ちしております。

中根東里展1
中根東里展2
中根東里展3
中根東里展4

令和元年10月3日(木曜日)今日の館長

先週に引き続き、天明鋳物研究家の高橋久敬氏と一緒に市内金屋下町の、ある家に伺い、天明鋳物製品の調査を行いました。
この花瓶は高さが45.5cm、重量が8.6kgほどあり、昭和33年に作られたものです。通称・金屋通りと呼ばれるこの一帯には、鋳物師さんたちが大勢住んでいたところであり、多くの天明鋳物の製品が作られたところでもあります。

花瓶の写真

令和元年9月27日(金曜日)今日の館長

天明鋳物研究家の高橋久敬氏と一緒に市内堀米町の某所に出向き、天明鋳物の花瓶の調査を行いました。
この花瓶は昭和49年に作られものですから、かれこれ45年の歳月が流れています。じっくり見ると風格さえ漂っていますよね。ちなみに花瓶の高さは40cm程で、重量は8kgを超えた立派なものです。

天明鋳物の花瓶

令和元年9月2日(月曜日)今日の館長

NHKの中継が唐沢山神社の南城館でありました。
番組の司会が船越英一郎さん、ゲストは磯田道史さん。船越家は遠く鎌倉時代の船越六郎増綱から続く家系です。鎌倉時代まで、ご先祖がたどれる家というのも凄いですよね。船越さんも多忙かとは思いますが、休日に唐沢山神社にお越しいただけると良いなと思う館長でした。
そうそう、テレビ中継で系図を説明したのは文化財課長でしたが、テレビ出演に緊張していたようです。館長は神社が所有する系図を展示するためのお手伝いをしました。
 

NHKの中継

令和元年8月11日(日曜日) まが玉を作ろう!

 とちぎ未来づくり財団埋蔵文化センターから塚本先生をお招きして、「まが玉を作ろう!」を開催しました。この講座は毎年行っていますが、とても人気がある講座ですぐに定員になってしまいます。
 まずはまが玉についての簡単な説明の後、実際に作り始めました。小さなお子様から大人まで、一生懸命に石を削り、世界に一つだけの「まが玉」を完成させることができました!
 塚本先生、ボランティアの皆さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。

まが玉を作ろう!の写真1
まが玉を作ろう!の写真2
まが玉を作ろう!の写真3

令和元年8月3日(土曜日) 昆虫標本を作ろう!

 栃木県立博物館の栗原隆先生をお招きして、「昆虫標本を作ろう!」を行いました。まずは佐野でも問題になっている、「クビアカツヤカミキリ」についての説明があり、実際にクビアカツヤカミキリを標本にすることで体の特徴を知ることができました。その後は、先生が用意してくださった昆虫たちから好きなものを選び、各自が標本にしていきました。
 昆虫が大好きな参加者の皆さんは、目を輝かせながら活動していました。1か月ほど乾燥させ、昆虫針一本にしたら出来上がりです。夏休みのよい思い出作りができたのではないでしょうか。
 栗原先生、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。

昆虫標本を作ろう!の写真1
昆虫標本を作ろう!の写真2
昆虫標本を作ろう!の写真3
昆虫標本を作ろう!の写真4
昆虫標本を作ろう!の写真5

令和元年7月27日(土曜日) 立体切りおりがみ講座

 台風の影響が心配されましたが、沢山の方々に参加していただくことができました。
 今回は、クワガタムシ、カブトムシ、カマキリの立体切りおりがみに挑戦しました。講師は、切りおりがみ作家の佐藤先生です。
 はじめは紙を切ることに苦戦していたようですが、次第に慣れて全員が3つを完成させることができました。子どもの皆さんだけでなく、大人の方々も一生懸命に(夢中になって?)取り組まれていました。
参加された皆さん、ありがとうございました。

立体切りおりがみ講座の様子の写真1
立体切りおりがみ講座の様子の写真2
立体切りおりがみ講座の様子の写真3
立体切りおりがみ講座の様子の写真4

令和元年7月23日(火曜日) 田中正造 新資料の展示

 先日行われた「佐野学」の講演で、館長が説明した正造の掛軸を展示しました。
 みなさん、ぜひお越しください!

田中正造 新資料の展示の様子の写真

令和元年7月20日(土曜日) 栃木県立博物館地域移動博物館「みんなおいでよ!昆虫ワールド」開催

 本日から、栃木県立博物館地域移動博物館「みんなおいでよ!昆虫ワールド」が開催されています。
 日本だけではなく、世界各国の昆虫が集合しました。大きい昆虫、きれいな昆虫、珍しい昆虫などなど…。また、佐野で見られる昆虫のコーナーもあります。
 ぜひ、夏休みのこの機会にご来館ください!!

栃木県立博物館地域移動博物館「みんなおいでよ!昆虫ワールド」開催の写真1
栃木県立博物館地域移動博物館「みんなおいでよ!昆虫ワールド」開催の写真2

令和元年7月19日(金曜日) 館長の休日

 梅雨の最中、曇り日に唐沢山城跡へ出かけました。
 本丸付近の石垣も雨に濡れて雰囲気もよく、ゆっくり散策することが出来ました。
 唐沢山神社の社務所に立ち寄ると、最近はブームらしく、参拝された数名の方が御朱印をお求めになっていました。ひと昔前とは違い、御朱印もカラフルで色々な種類があってコレクションしたくなりますね。
 ふと、目をやると「唐沢山城登城記念」の御朱印もありました。
館長も、さっそくゲットです。お城好きには、たまらないアイテムです。

「唐沢山城登城記念」の御朱印の写真

令和元年7月19日(金曜日) 館長の講演会 その2

 7月6日、館長は佐野日本大学短期大学の「佐野学」講座で「田中正造の多面性 絵と書と狂歌」と題した講演会の講師をつとめました。
 土曜日の午前とはいえ、大学の大教室の8割方が埋まるという盛況振り、そして地元のケーブルテレビで収録も行うということで、館長もだいぶ緊張していたようです。
 田中正造の掛軸に書かれた狂歌とその背景を交えて紹介した後に、正造の遺品の石についてお話しし、最後は5年前の行幸啓の際のエピソードを一つ紹介して締めくくりました。
 お集まりいただきました受講者の皆さま、そして佐野日本大学短期大学の川副先生はじめスタッフの皆さま、ありがとうございました。

館長の講演会 その2の様子の写真

令和元年7月19日(金曜日) 館長の講演会 その1

 6月26日、館長は、佐野中央公民館の「ゆうゆう人生応援塾」講座で「佐野の狛犬 とちぎの狛犬」と題した講演会の講師をつとめました。
 平日の午後にもかかわらず、100名を超える受講生がありました。佐野・宇都宮・鹿沼・日光の狛犬をスライドで紹介しましたが、受講生の皆さんの反応も良くて、館長も話しやすい講演会でした。
 午後の暑い時間帯にお集まりいただいた受講者の皆さま、ならびに佐野中央公民館のスタッフの皆さま、ありがとうございました。

館長の講演会 その1の様子の写真

令和元年6月30日(土曜日) 古文書入門講座4日目

 6月1日から始まった古文書入門講座も、今回で最終回の4回目でした。沢山の方に参加していただき、皆さんはとても熱心に取り組まれていました。

 講師を務めてくださった佐野古文会の皆さんは、月に2回当館で活動されています。興味のある方はぜひお問い合わせください。

古文書入門講座4日目の様子の写真1
古文書入門講座4日目の様子の写真2

令和元年6月27日(木曜日) 解説ボランティア視察研修会

 普段は主に、学校利用の際に解説をしてくださっているボランティアの皆さんと一緒に研修会を行いました。
 はじめに、群馬県高崎市の「かみつけの里博物館」に向かいました。職員の方に展示室の解説をしていただきました。そのあとは、隣接するかみつけはにわの里公園にある八幡塚古墳を、ボランティアの方に説明していただきながら見学をしました。当時の様子が細かく再現されており、参加者の皆さんはとても驚かれていました。
 かみつけの里博物館のスタッフの皆様、大変お世話になりありがとうございました!

解説ボランティア視察研修会の様子の写真1
解説ボランティア視察研修会の様子の写真2
解説ボランティア視察研修会の様子の写真3
解説ボランティア視察研修会の様子の写真4

令和元年6月26日(水曜日) 中学2年生 マイチャレンジ2

 6月25日(火曜日)、26日(水曜日)と、マイチャレンジの2回目が行われました。今回は、先日まで行われた企画展の片付けと資料整理などのお手伝いをしてもらいました。
 普段は資料が展示されているところに入っての作業でしたが、慎重にそして、とても丁寧に作業をしていました。
2日間お疲れ様でした。

中学2年生 マイチャレンジ2の様子の写真

令和元年6月14日(金曜日) 中学2年生 マイチャレンジ

 6月11日(火曜日)、12日(水曜日)の二日間、当館においてマイチャレンジが行われました。このマイチャレンジは、地域における人たちとの関わりを主とした社会体験活動をとおして、生徒に共に生きる心や感謝の気持ちを育み、主体的に自己の在り方や生き方を見つめさせることを目的に行われているものです。
 二人の中学生には、小学生の博物館利用学習の補助や、資料整理などのお手伝いをしてもらいました。挨拶や返事もしっかりとできていてとても立派でした。

中学2年生 マイチャレンジの様子の写真1
中学2年生 マイチャレンジの様子の写真2
中学2年生 マイチャレンジの様子の写真3
中学2年生 マイチャレンジの様子の写真4

令和元年6月12日(水曜日) 館長 講演会のお知らせ!

 7月6日(土曜日)午前10時~午前11時30分 佐野日本大学短期大学 大講義室において、「田中正造の多面性:絵と書と狂歌」と題して講演会を行います。
 画像を使って、最新の資料を何点か紹介します。また、昨年末に明らかになった正造の石のエピソードと、朝日新聞夕刊記事『天皇の旅』についてもお話しする予定です。
 お問い合わせ、お申込については、佐野日本大学短期大学 佐野学係までお願いします。

 また、6月26日(水曜日)午後1時30分~午後3時には、佐野市中央公民館において、「佐野の狛犬 とちぎの狛犬」と題して講演を行います。こちらは参加費は無料です。
 佐野の狛犬のほか、宇都宮市・今市市・日光市で見つけた狛犬も交えて、とちぎの狛犬を面白おかしく観ていきます。

 お時間がありましたら足をお運びください。

館長 講演会のお知らせの写真1
館長 講演会のお知らせの写真2

令和元年6月4日(火曜日) 講座「田中正造に学ぶ」

 5月23日、31日の二日間にわたり、講座「田中正造に学ぶ」が開催されました。講師には、田中正造旧宅ボランティアの矢島俊雄先生をお迎えしまし、たくさんの受講者の皆様が参加されました。。
 一日目は博物館講座室にて「田中正造を支えたカツ夫人の生涯」と題した講話をお聞きしました。
 二日目は、一日かけて「カツ夫人ゆかりの地」見学会を行いました。午前中は桐生方面に向かい、午後は地元佐野市内の見学をしました。

講座「田中正造に学ぶ」の様子の写真1
講座「田中正造に学ぶ」の様子の写真2
講座「田中正造に学ぶ」の様子の写真3
講座「田中正造に学ぶ」の様子の写真4
講座「田中正造に学ぶ」の様子の写真5
講座「田中正造に学ぶ」の様子の写真6
講座「田中正造に学ぶ」の様子の写真7

令和元年5月30日(木曜日) 学校利用

 5月8日から、市内小学6年生による学校利用が始まりました。
解説ボランティアの皆様に協力していただきながら、館内の展示物の見学、講座室でのスライド学習、そして火おこしと木の実つぶしの体験学習を行っています。
 この博物館利用学習をとおして、少しでも歴史の学習が好きになってもらえたらいいなと思います。

市内小学6年生による学校利用の様子の写真1
市内小学6年生による学校利用の様子の写真2
市内小学6年生による学校利用の様子の写真3
市内小学6年生による学校利用の様子の写真4

令和元年5月30日(木曜日) 館長の休暇その2

 ソウルにある世界遺産の昌徳宮には、世界各国からお客様が訪れ賑わっています。そんな中、ハングル語が飛び交う団体さんが来場。聞けば、地方からの首都ソウルへの観光旅行だそうです。日本人が観光バスで団体旅行するのと同じですかね。こういうところは日本も韓国も変わりがないと微笑ましく思いました。
 さて、昌徳宮には、狛犬の兄弟のようなヘテ(ヘチとも言う)が鎮座しています。王宮を中心にいたるところに存在しているため、ソウル市のシンボルにもなっています。狛犬好きの館長が写真を撮っていると、ほかの観光客も「何故、これを写真に撮っているんだろう?」という不思議な顔をしながらも、スマホでパチリ。ヘテもインスタ映えすると良いですね。
 博物館の方にお伺いしたところ、ヘテの設置年はわからないものが多いそうです。将来は、韓国でヘテの調査をするのも面白いなと思う館長です。

ソウルにある世界遺産の昌徳宮の写真1
ソウルにある世界遺産の昌徳宮の写真2

令和元年5月29日(水曜日) 館長の休暇

 ゴールデンウィークの10連休期間中、博物館は休日なしで開館し、たくさんのお客様をお迎えしました。
 館長は2週間遅れの振替休暇。5月22日、韓国のソウルにある國立中央博物館の特別展「近代書画、春の黎明の目覚め」を観てきました。
特別展は、韓国の近代書画の大家・安中植をはじめとする100点程の作品で構成されていますが、この中には佐野市郷土博物館所蔵の須永文庫の資料8点も含まれています。
 多くの韓国の皆さんが特別展に訪れています。館長は、会場に入って最初のコーナーに佐野市所蔵の金玉均の書が展示してあるので感激しました。
 当日は李炳鎬展示課長さんをはじめ國立中央博物館の皆さまには大変お世話になりました。深く感謝すると共に、これからも須永文庫が、日韓の文化交流の懸け橋になると良いな、と思う館長です。

韓国のソウルにある國立中央博物館の特別展「近代書画、春の黎明の目覚め」の写真1
韓国のソウルにある國立中央博物館の特別展「近代書画、春の黎明の目覚め」の写真2
韓国のソウルにある國立中央博物館の特別展「近代書画、春の黎明の目覚め」の写真3

令和元年5月8日(水曜日) 展示解説ボランティア研修

 4月26日(金曜日)講座室において、展示解説ボランティア研修を行いました。
 5月8日(水曜日)から始まる小学6年生による学校利用を前に、解説内容や当番の確認を行いました。
 また、最後には学芸員の解説のもと、企画展の見学をしていただきました。
 学校利用の様子については、随時お知らせしていきたいと思います。

展示解説ボランティア研修の様子の写真1
展示解説ボランティア研修の様子の写真2

平成31年4月11日(木曜日) 今日の館長

 今年の桜は、開花してから寒い日が続いたので、例年よりも長く花が楽しめるようです。
 桜といえば西行法師でしょうか。

願はくは 花の下にて 春死なむ

その如月の 望月の頃

 来年3月末で閉校になる、6つの小学校の桜と校舎を撮影してきました。

来年3月末で閉校になる、6つの小学校の桜と校舎の写真1

閑馬小学校の桜と校舎

来年3月末で閉校になる、6つの小学校の桜と校舎の写真2

三好小学校の桜と校舎

平成31年2月26日(火曜日) 博物館利用学習最終日

 今年度の、小学生による博物館利用学習が全て終了しました。
 市内全26小学校の3、4、6年生と市外の小学校合わせて約3000人の児童の皆さんが来館してくれました。

 また、田中正造や、春や秋の企画展に合わせた学習等で、小学校以外にも大学、高等学校、中学校の皆さんにも利用していただきました。ありがとうございます!

 来年度も、皆さんの来館をお待ちしています。

 佐野市以外の学校の利用もできますので、是非お問い合わせください!

博物館利用学習最終日の様子の写真1
博物館利用学習最終日の様子の写真2

平成31年2月9日(土曜日) 雪やこんこ♪

 午前中、午前9時半ごろから予報通りに雪が降ってきました。そういえば、5年前もこの時期に大雪になりましたね。この後、どうなるのか?雪降る中の正造さん。寒そうです…。
 でも、博物館は元気に開館中です!!

雪降る中の正造さんの写真

平成31年2月6日(水曜日) これな~んだ?

 みなさん、右の写真を見てください。何だと思いますか?
 小学生の「むかしのくらし体験」の時に紹介しているものです。洗濯板?パチンコ?そろばん?実はこれ、おろし器なんです。
『おにおろし』といいます。
 栃木県の郷土料理「しもつかれ」を作るときには、欠かせない道具です。この『おにおろし』でおろした大根おろしは、とても食感のよいものになります.
 昔は、手作りでこの『おにおろし』を作っていたのですね。裏側を見ると、木の枝の分かれ目のところを上手に使っているのが分かります。
 ところでみなさん、「しもつかれ」って知っていますか?

『おにおろし』の写真1
『おにおろし』の写真2

平成31年2月1日(金曜日) 今日の館長

 阿蘇郡立佐野高等女学校(現在の栃木県立佐野東高等学校)十週年記念絵葉書を手にした館長。学校が開校したのは明治40年のことですから、絵葉書は大正5年頃に作成されたものと推測されます。校舎の写真と体操授業、理科実験の写真が使われていますが、写真の周りがカラーでデザインも凝っていますね。
 今から10年程前のことになりますが、ボランティアの先生から「戦前の女学校の生徒は、みんな人力車で登下校していたのよ」というお話を伺ったのを、ふと思い出した館長です。

阿蘇郡立佐野高等女学校(現在の栃木県立佐野東高等学校)十週年記念絵葉書の写真

平成31年1月19日(土曜日) 今日の館長

 石愛好家の清水さんが来館され、写真の石をお持ちになりました。この石は朝日新聞の取材(平成30年10月19日掲載『渡良瀬川の桜石-正造翁が愛した石』)を受けた際に、渡良瀬川で採取したものです。石を載せる台座が出来たら記念に記者さんに贈呈する約束になっていました。
 虎石とも呼ばれ、山に雲ないしは雪がかかっているようの見える面白い石です。
 新聞の取材を受けた日は、館長も夢中になって1時間くらい桜石を探しました。今から100年以上前のことになりますが、正造翁も時には童心に返って石を探すことがあったのでしょうか。鉱毒そして谷中村の問題で奔走していただけに、なかなかそこまでの余裕はなかったかもしれないと思う館長です。

『渡良瀬川の桜石-正造翁が愛した石』の写真

平成31年1月18日(金曜日) とちぎテレビの収録

 昨日は当館において、とちぎテレビの「満喫!とちぎ日和」の収録が行われました。
 とちぎの百様~偉人編~ということで、田中正造さんが紹介される予定です。放送予定や時間等については写真をご覧ください。

とちぎテレビの収録の写真

平成31年1月17日(木曜日) 今日の館長

 昨日の続きともなりますが、唐沢山城といえば、毎年3月頃になると唐沢山城保存整備事業講演会が開かれます。今年は、いつ開催するんだろうと思って矢先、案内のチラシが博物館に届きました。
 今年は3月9日(土曜日)午後2時から佐野市文化会館小ホールで萩原さちこ先生をお迎えして講演会が行われます。
 先着300名とのことです。今人気の萩原さちこ先生の講演会ですから立ち見が出るくらい盛況になりそうです。良い席を確保したいと思う方はお早めにお出かけください。館長も聴講する予定です。

唐沢山城跡保存整備事業講演会の写真

平成31年1月16日(水曜日) 今日の館長

 某日、とある大学生が来館。唐沢山城の歴史について調べたいとのことでした。博物館で頒布している図録では『佐野の城館跡』が参考資料となるでしょうか。
 また、平易な文章で、読み物としてもお勧めなのが『戦国 唐沢山城』(出居博著 佐野ロータリークラブ発行)です。
 本書は下野新聞に連載された記事を纏め、平成23年に発行されたものですが、平成29年に全国山城サミット佐野大会に合わせて改訂版が出されました。初版が98ページ、改訂版が174ページ。図版や写真も大幅に変更・追加された上に、唐沢山城の想像復元図も掲載されています。
 唐沢山神社と佐野市観光物産会館で取り扱っています。(頒布価格1,500円。残念ながら博物館では取り扱っていません)
唐沢山城と戦国大名・佐野氏のことを広く知ってほしいと願う館長です。

『戦国 唐沢山城』(出居博著 佐野ロータリークラブ発行)の写真

平成31年1月10日(木曜日) 本日も3年生が一生懸命に学習しています!

 昨日に引き続き、本日も市内小学校の3年生の皆さんが博物館で学習しました。ボランティアさんの解説を聞くだけでなく、積極的にたくさん質問をしてくれました。

3年生が一生懸命に学習している様子の写真1
3年生が一生懸命に学習している様子の写真2
3年生が一生懸命に学習している様子の写真3
3年生が一生懸命に学習している様子の写真4

平成31年1月10日(木曜日) 今日の館長

 昨年12月のことですが、女優の樫山文枝さんが来館され、田中正造の遺品の石や明治天皇への直訴状などを見学されました。
 そのことを、解説ボランティアの皆さんの研修会でお話ししたところ、「おはなはんですね。」と明るい笑顔が返ってきました。もう今から50年以上前のことですが、『おはなはん』は茶の間の視聴者を釘付けにする国民的なドラマでしたね。
 さて、樫山文枝さんは、2月から上演される「正造の石」に福田英子役でご出演されます。お芝居を通して、田中正造と正造を取り巻く人たちのことが広く伝わると良いなと思う館長です。

今日の館長の写真

平成31年1月9日(水曜日) 小学校3学年の学校利用が始まりました!

 本日から小学校第3学年の学校利用が始まりました。副読本の「くらしのうつりかわり」という単元に合わせた内容です。ボランティアの皆さんによる解説での収蔵資料展の見学、スライドによる学習、そして、昔の道具を使っての体験学習を行いました。写真はハコゼンを使っての食事体験の様子です。
 明日以降も平日はほぼ毎日行い、市内全小学校の3年生が来館予定です。

小学校3学年の学校利用の様子の写真

平成31年1月4日(金曜日) 新年あけまして おめでとうございます

 新年あけましておめでとうございます。
 本日より、収蔵資料展「くらしのうつりかわり~古い道具と昔のくらし~」が始まりました。皆様のお越しをお待ちしています。
 また、明日からは「新春スタンプラリー」が開催されます。佐野市の郷土博物館、葛生化石館、葛生伝承館、吉澤記念美術館の全館を見学して、素敵なプレゼントをGETしてください。(先着100名様)

くらしのうつりかわり~古い道具と昔のくらし~の様子の写真1
くらしのうつりかわり~古い道具と昔のくらし~の様子の写真2

平成30年12月26日(水曜日) 今日の館長

 今日は市内の出流原小学校への出前授業でした。出流原遺跡といえば考古学上とても有名な遺跡です。
 昭和39年から小学校の敷地内で行われた発掘調査の様子や、出土品について説明しました。また、出土された土器に実際に触れてもらいました。児童たちは、一生懸命に話を聞いてくれました。
 年明けに、6年生は発掘調査を行った明治大学の資料館にも見学に行くそうです。
 このような機会をとおして、社会の勉強が好きだという子どもがたくさん増えるといいなと感じた館長でした。

今日の館長の様子の写真1
今日の館長の様子の写真2
今日の館長の様子の写真3
今日の館長の様子の写真4

平成30年12月22日(土曜日) 展示解説ボランティア養成講座

 展示解説ボランティア養成講座の3回目が行われました。今回は、小学3年生への解説です。
 展示室では、先輩ボランティアさんの解説を聞き、その後は体験学習の内容について確認していただきました。
 来年度から、新たに6名のボランティアさんが参加してくださる予定です。どうぞ、よろしくお願いいたします。

展示解説ボランティア養成講座の様子の写真

平成30年12月20日(木曜日) 展示解説ボランティア研修会

 1月から始まる、市内小学3年生対象の博物館利用学習に向けて解説ボランティアの皆さんの事前研修会を開催しました。
 「くらしのうつりかわり」の単元に合わせた展示も1月から行います。
 市外の学校の利用もできますので、お問い合わせください。

展示解説ボランティア研修会の様子の写真1
展示解説ボランティア研修会の様子の写真2

平成30年12月19日(水曜日) 収蔵資料展の準備

 来年、1月4日から始まる、収蔵資料展「くらしのうつりかわり~古い道具と昔のくらし~」の準備をしています。詳しい内容は、【企画展示】のページでご覧ください。
 皆様のご来館、お待ちしています。

収蔵資料展の準備の様子の写真1
収蔵資料展の準備の様子の写真2

平成30年12月14日(金曜日) 今日の館長

 市内犬伏町にお住いの方よりお預かりした資料の整理作業を行っています。
 今から100年前の尋常高等小学校の修学旅行工程表の資料を見て、「出発時刻が午前5時45分!早いな!」。「最初に三越呉服店に行ったの?」、「観覧」と書いてあるけどなにを「観覧」したの?」…興味津々の館長です。

100年前の尋常高等小学校の修学旅行工程表の資料の写真

平成30年12月14日(金曜日) 高校生インターンシップ

 12月11日(火曜日)から本日まで、佐野松桜高校の生徒4名がインターンシップで来館しました。
 1月から行われる企画展の準備、資料の整理、環境整備など一生懸命に取り組みました。

高校生インターンシップの様子の写真1
高校生インターンシップの様子の写真2
高校生インターンシップの様子の写真3
高校生インターンシップの様子の写真4

平成30年12月1日(土曜日) 講座「石材の印つくり(てん刻)」

11月3日(土曜日)から行われている石材の印(てん刻)つくりの最終回が行われました。
 参加者の皆様が、心をこめて制作した作品が出来上がりました!
 今年度の講座は、これですべてが終了しました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。来年度も楽しい講座を企画していきたいと思います。参加お待ちしています!

講座「石材の印つくり(てん刻)」の様子の写真1
講座「石材の印つくり(てん刻)」の様子の写真2

平成30年11月24日(土曜日) 講座「石材の印つくり(てん刻)」

 11月3日(土曜日)から、毎週土曜日に石材の印(てん刻)つくり講座を行っています。12月1日(土曜日)までの全5回の講座です。
 講師は日本篆刻家協会理事の阿部祥蘆先生です。また、佐野篆会の会員の皆様にもお手伝いいただきました。
 どんな印が出来上がるか、楽しみです。

講座「石材の印つくり(てん刻)」の様子の写真1
講座「石材の印つくり(てん刻)」の様子の写真2

平成30年11月22日(木曜日) 講座「とちぎの狛犬めぐり」開催

 19名の参加者の皆様と、「とちぎの狛犬めぐり」を行いました。講師は博物館の館長です。
 はじめに、多田の賀茂別雷神社を見学し、そのあとは鹿沼の古峯神社に向かいました。
 その他、神舟神社、大葦神社の狛犬等を見学しました。

講座「とちぎの狛犬めぐり」の様子の写真1
講座「とちぎの狛犬めぐり」の様子の写真2

この記事に関するお問い合わせ先
佐野市郷土博物館

〒327-0003
栃木県佐野市大橋町2047
電話番号:0283-22-5111 ファクス番号:0283-22-5112
お問い合わせフォームはこちら