常設展示室A(古代から近世へ・唐沢城跡)

古代の佐野1
三角板革綴式衝角付冑(かわとじしき
しょうかくつきかぶと)と短甲(写真左)他
佐野市指定文化財
八幡山古墳より出土した三角板革綴式衝角付冑と短甲は栃木県内唯一の資料です。

古代の佐野2
古代窯業(ようぎょう)遺跡
鶴舞(つるまい)瓦窯跡模型
奈良・平安時代には、三毳山周辺で瓦や須恵器が盛んに生産され、関東地方でも有数の窯業遺跡群が残りました。

中世の佐野1 戦国武将佐野氏
鎌倉・室町時代の市域は、佐野庄周辺を拠点とした佐野氏を中心に、小野寺氏や阿曽沼氏の興亡に明け暮れました。戦国時代には佐野氏が唐沢山に城を構え、乱世を乗り越えました。

中世の佐野2 天命鋳物
「西の芦屋に東の天命」といわれたように、この時代から鋳物づくりが盛んで、多数の作品(茶の湯釜、梵鐘、鳥居等)が各地に残され現在も伝統工芸としてその技術は受け継がれています。昔この地は天命(天明)といわれ、この地で作られた鋳物なので天命(天明)鋳物と呼ばれています。

近世の佐野1 植野村指出明細帳他

近世の佐野2
例幣使宿札と富士山の図(烏丸大納言筆)
江戸時代に入り佐野氏は春日岡に城替えになった後、慶長19年(1614)に改易され、領地は幕府直轄領となりました。その後、彦根藩領(井伊家)、佐野藩領(堀田家)、旗本領などとして分割統治され明治維新にいたります。その間、天明宿、犬伏宿は、例幣使道の宿場町として繁栄しました。

唐沢城跡関係資料

佐野城跡関係資料
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更新日:2019年11月17日