牧歌舞伎と吉澤人形頭展(2024年7月13日~9月23日)

更新日:2024年07月17日

会期:令和6年7月13日(土曜日)~令和6年9月23日(月曜日)

展示内容

民俗(みんぞく)芸能(げいのう)は、昔から、つらい労働のあいまに地域に住む人々によって祭りや行事などのなかで行われ、今と違って娯楽(ごらく)も少ない時代、同じ地域に住む人々のあいだで楽しまれてきました。民俗芸能には、もともと五穀(ごこく)豊穣(ほうじょう)無病(むびょう)息災(そくさい)など神へ祈りをささげる信仰(しんこう)としての側面がありますが、ひとつの芸能を地域の人々で協力(きょうりょく)して作り上げ、一緒に楽しむことにより、地域の(むす)びつきを生んできたという側面もあります。

佐野市北部に伝わる(まぎ)歌舞伎(かぶき)、また人形芝居に用いられていたものと思われる吉澤人形頭は、当時行われていたであろう民俗芸能の雰囲気を現在に伝えています。

そうした雰囲気を多くの方々に感じていただき、地域の伝統芸能へ興味関心を持っていただけたら幸いです。

主な展示資料

★ 牧歌舞伎(栃木県指定無形民俗文化財)

佐野市北部にある牧地区に、江戸時代から伝えられた地芝居「牧歌舞伎」関連した衣装や公演時の写真類を紹介。

・実際の公演で使われた襖絵、公演の写真、絢爛豪華な衣裳などを展示しています。

★吉澤人形頭(栃木県指定有形民俗文化財)

佐野市葛生地区で、上演されたといわれる人形芝居の様子を伝える吉澤人形を紹介。

・吉澤人形頭ほか

★そのほかに昭和50年の「葛生郷土かるた」、平成19年の「佐野かるた」等を展示しています。

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牧歌舞伎舞台の襖絵

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吉澤人形頭

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体験用人形頭

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書と郷土かるた