腕足動物

更新日:2021年02月17日

1個の石みたいな外回りがこげ茶で中がそれよりうすい茶色の腕足類の化石の写真

腕足動物(わんそくどうぶつ)

分類

化石 (腕足動物門)

時代

古生代 ペルム紀

二枚の殻を持ち、一見すると二枚貝のようなかたちですが、実はまったく違う生き物です。 この生き物は「腕足動物(わんそくどうぶつ)」と呼ばれています。

二枚貝とは異なり、殻の正面から見たときに左右対称になることと、二枚の殻のかたちが違うのが特徴です。
また、殻のちょうつがいの近くに穴が開いていて、そこから身体の一部を伸ばし海底にくっついて生活するものもいました。

あまりなじみがない生き物ですが、現在も一部の種類が相模湾や有明海などに生息し、地元ではお味噌汁の具などにして食べたりもするそうです(ミドリシャミセンガイ)。

古生代に大繁栄し、佐野市葛生地域の石灰岩産の腕足類化石としては今のところ10属12種が研究されています。しかしそれ以外にも数多くの種が産出していて、今後の研究が期待される化石です。

腕足動物のほかの記事もご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先
佐野市葛生化石館

〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1-11-15
電話番号:0283-86-3332 ファクス番号:0283-86-3600
お問い合わせフォームはこちら