腕足動物 vol.3(クーペリナ属新種発見)

腕足動物 vol.3
分類
化石(腕足動物門)
時代
古生代 ペルム紀
佐野市の石灰岩から新しい化石種が発見されました。(2013年3月)
見つかったのは クーペリナ 属の化石で、しかも大きさは2ミリメートルという大変小さな種類で、日本では初めての報告でした。クーペリナは腕足動物という二枚の殻をもった海の生き物の仲間です。
これまでの腕足動物化石の研究と今回のクーペリナの発見を合わせて考えると、佐野市の葛生石灰岩地域が古生代ペルム紀当時、北アメリカ大陸の現テキサス西部の石灰岩と同じ海流の影響を受ける海域にあった事が分かってきました。これは、当時の葛生石灰岩の位置を知る上で重要な研究成果と言えます。
クーペリナの化石は化石館で展示中です。
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更新日:2021年03月04日