ニッポンサイ(その1)

ニッポンサイ(その1)
分類
化石 (哺乳類)
時代
新生代第四紀更新世
大きな歯を見せて「にやり」と笑っているように見えるのは「ニッポンサイ」の骨格復元模型です。
かつて日本にいたサイの一種で、唯一の全身骨格が発見されたのが、ここ佐野市葛生地域なのです。
この個体は幼獣で、身体の大きさも小さく、歯も生え変わっていませんでした。
なお、葛生化石館のイメージキャラクターである二匹のサイは、このニッポンサイをモデルにしたものです。

産出したニッポンサイの化石
右の写真は、佐野市会沢町で産出したニッポンサイの実物化石を並べたものです。並べたスペースの関係で、すこしいびつな並びになっていますが、頭骨から4本の脚を含め全身の骨が残っているのがわかります。幼獣ではありますが、全身のほとんどの骨がそろうことは珍しく、学術的にも貴重な標本です。
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更新日:2021年03月04日