見えないけど大活躍!下水道の世界
使われた水は、どうしているの?

日常生活で使われた水は、多くの汚れを含んでいて、そのまま川や海に流せません。下水道処理場では汚水を浄化し、安全に自然に戻すための重要な役割をになっています。ここでは、家庭から始まる下水の流れと処理ステップについてご紹介します。
日常生活で使われた水は、イラストのように下水道管を通って処理場に送られます。処理場では、ゴミや汚れを取り除き、微生物の力で水をきれいにします。さらに消毒を行い、安全な状態にしてから川や海などの自然に戻されます。
下水道管

下水道管の中の様子
家庭や工場から出た汚水は下水道管に流れ込みます。
下水道管は道路などの地下に埋設されていて、下水道管の傾きによって汚水を低い方へ自然と流しています。
中継ポンプ場からの圧送管
下水道管の傾きによる自然の流れでは流せない場合には一旦くみ上げて再度流す施設として中継ポンプ場があります。
また河川に下水道管を橋のようにして横断させる箇所もあります。
処理場(佐野市水処理センター)
佐野市水処理センター
下水道管から送られた汚水は、処理場のさまざまな設備できれいにされます。
佐野市水処理センターは1日あたり489,000立方メートルの汚水を処理できる下水道施設で、昭和51年に供用を開始しました。
左:処理前の水 中央:処理中の水 右:処理後の水
処理前の水を微生物の力できれいにしてから、河川に放流します。
佐野市水処理センター
中央監視室
水処理センターには、常に汚水が流れてきて、24時間処理を行っています。
中央監視室では、運転状況を監視しています。
佐野市デザインマンホール
佐野市水処理センター管理棟では、デザインマンホールが展示されてます。
毎年10月に水処理センター施設公開を行っており、デザインマンホールを見ることができるので、ぜひお越しください。
旧佐野市デザインマンホール
旧田沼町デザインマンホール
旧葛生町デザインマンホール
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更新日:2025年05月29日