下水道の仕組み
下水道は、大きく分けると、「宅地内の排水設備」、「公共ます」、「道路などに埋設された下水道本管」、「下水を送り出すための中継ポンプ場」、「下水を処理するための処理場」などから構成されています。
排水設備
排水設備は、台所や風呂、水洗トイレから出た生活排水を流すための施設で、土地、建物等を所有される方や管理者が設置・管理する施設です。
公共ます
公共ますは、排水設備から流れる生活排水を下水道の本管に流すために敷地内に設置される施設で、市が設置・管理する施設です。
下水道本管
下水道管は、道路などの地下に埋設され、家庭や工場などから排出された下水を自然の勾配を利用して、ポンプ場や処理場に送る施設で、市が設置・管理します。
下水を送り出すための中継ポンプ場
ポンプ場は、下水を自然の勾配で流せない場合に、一旦くみ上げて再度流す施設です。下水道管は下水を自然勾配で流すので、下流になるにつれてより深くに埋設しなくてはなりません。
しかし深くに埋設するとそれだけ工事費が増加してしまいます。
そこで、ポンプ場でくみ上げることで、下水道管が深くなりすぎないようにしています。
下水を処理するための処理場(佐野市水処理センター)
処理場は、下水を集めて処理しきれいな水に戻すための施設です。微生物でよごれを分解し、きれいになった上澄みの水を、消毒処理して河川に放流しています。佐野市では、植下町にある佐野市水処理センターで処理をしています。(下水の処理方法については下記リンクをご覧ください。)
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更新日:2019年11月28日