栃木県指定文化財/田中正造墨跡・3幅

縦長の画仙紙に「人毎に皆口ちそゝけ田毎にもみなくちそゝけみなかみいのれ」と書かれた田中正造の書の写真

(1)

縦長の画仙紙に「真人無為而多事」と書かれた田中正造の書の写真

(2)

大正元年に描かれた利根川、渡良瀬川の水害見取図の写真

(3)

(1)、(2)は、大正2年(1913)6月に藤岡町の早乙女家において揮毫されたもので、画仙紙に書かれています。

(1)には「人毎に皆口ちそゝけ田毎にもみなくちそゝけみなかみいのれ」とあり、正造の最晩年の心境をよく表している和歌で、他にこの歌を軸に書いたものはみられません。

(2)には「真人無為而多事」と記されています。

(3)は利根、渡良瀬両河川の水害見取図であり、被害の状況を色で表しています。大正元年(1912)に、東京控訴院民事部に提出するために描かれた河川図5枚のうちの1枚です。

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更新日:2019年12月02日