佐野市指定文化財/上羽田町出土板碑

表面上部に梵字が彫られた板碑の写真

昭和35年(1960)8月吾妻地区の耕地整理の折、上羽田町字車塚の田地より出土したものです。

表面上部の仏種子バクは釈迦如来を表し、金泥を塗られた陰刻であるのが珍しく、その下に刻まれた弘安6年(1283)も、特に古い鎌倉期のものであることに特色があります。

用材は、板碑独特の秩父産の緑泥片岩で、下部が欠損しているのが惜しまれます。

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更新日:2019年12月04日