佐野市指定文化財/旧三好小学校校舎
明治44年(1911)4月、三好尋常高等小学校と三好尋常小学校を統合し、全村1校として新たに「三好尋常高等小学校」が開校しました。本施設はその時に新築した木造瓦葺平屋建で、同年3月に竣工しました。
当時、県道に面して南北に建ち、南から唱歌室(音楽室)、教員室、裁縫室の3室があり、中央の西側には玄関が、東側には宿直室が付設され、管理棟として利用されていました。
昭和47年(1972)1月、町立中学校の統廃合により、廃校となった三好中学校校舎へ三好小学校が移ったため、空室となった本施設を利用して、消滅の危機にあった地元の民俗資料等を保存、収集、展示し、現在は郷土資料保存館として活用されています。
市内の小学校は改築が進められ、明治期に建てられた校舎は当施設だけとなりました。明治期の校舎の様子を知る上で貴重な建造物です。
- 間口 37.31メートル
- 奥行き 9.1メートル
- 総面積 360.35平方メートル
- 構造 木造瓦葺平屋建
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更新日:2019年12月02日