佐野市指定文化財/嘉多山七輪窯跡

山の斜面にできた窪地に石が積み上げられた七輪窯の跡の写真

このくぼ地は、明治時代から大正5年(1916)頃まで、石灰石を焼き石灰を製造した七輪窯の跡です。

石灰の製造にはいろいろな工法がありますが、七輪窯工法は小高い丘を利用し、高さ5.24メートル、径2メートルの直筒式の穴を掘り、内部には赤煉瓦を積み重ね、途中に金網を設け、下部に火入口をつけた窯です。上部に原石、下部に無煙炭を充填し原石の最上部は厚さ10センチメートルの土で覆い、石灰を製造する方法です。

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更新日:2019年12月04日