平成29年度唐沢山城跡保存整備事業の状況
平成29年度事業全体状況
唐沢山城跡整備基本計画に基づく史跡整備の基本設計と本丸周辺における石垣の保全対策に関する一部実施設計を行っています。これらの技術指導を文化庁や県教育委員会、各分野の専門家で構成される史跡唐沢山城跡保存整備調査指導委員会委員等に仰いでいます。
また、山頂本丸周辺で石垣の保存に影響を及ぼす樹木のうち、緊急性の高い危険な箇所を優先的に伐採しました。
史跡ボランティア養成を目的とした講座(5回)の開講や、ボランティアガイドの活動支援を行ってきました。更に、史跡唐沢山城跡保存会の立上げを呼び掛けたところ、11月25日に設立したところです。
第24回全国山城サミットin佐野では、シンポジウム、現地見学会、対談、協議会総会等で唐沢山城跡の貴重な価値を認識してもらえるよう努めました。
また、史跡整備に対する理解促進のため、自然環境をテーマとした講演会を3月18日に開催しました。
主な事業は次のとおりです。
平成29年度の主な事業
- 史跡唐沢山城跡の保存整備事業を円滑に推進するため、史跡唐沢山城跡保存整備調査指導委員会を2回開催し、歴史や城郭等の専門家から指導を得た。
- 「整備基本設計」と本丸周辺での石垣整備等の一部「実施設計」を作成した。
- 本丸周辺における樹木の一部伐採を行った。
- 唐沢山城跡保存整備事業推進に向けた課題を把握し、同事業を円滑に進めるため、庁内関係課を中心とした連絡会議を開催した。
- 史跡ボランティア養成のため、講座(全5回)を開講した。
- ボランティアガイドによる史跡ガイドを春季と秋季に実施した。
- 史跡唐沢山城跡保存会の設立を呼び掛け、その実現を果たした。
- 全国山城サミット連絡協議会総会を開催させるとともに、パネルディスカッション、唐沢山城跡での現地見学等を実施した。全国山城サミット佐野大会の開催に向けた実行委員会に参画した。
- 郷土博物館秋期企画展「唐沢山城跡と佐野の城館跡」への協力を行った。
- 3月18日に唐沢山の自然をテーマとした講演会を開催した。講師には東京農工大学農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育センター自然環境教育研究分野長の渡辺直明先生、東京農工大学名誉教授の亀山章先生をお招きした。
本丸西側樹木の一部伐採後の状況
ボランテイア養成講座での清掃活動の状況
全国山城サミットin佐野でのパネルデスカッションの状況

全国山城サミットin佐野での現地対談の状況
史跡唐沢山城跡保存会の皆さんによる山城サミットでのガイド状況
3月18日に開催した講演会の状況
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更新日:2019年12月02日