評価結果公表の目的

評価結果公表の目的

評価結果の公表は、市民の皆様に対して行政の説明責任を果たすとともに、市民の皆様からの意見をお伺いして、行政運営に的確に反映させていくために行います。この公表については、次の観点が大切です。

(1)市民満足度の向上

行政サービスと民間のサービスの違いを考えてみますと、民間サービスは、サービスを受けた方(顧客)がその対価をサービスの提供者に支払うことになりますので、「受益者」=「支払者」の関係が成り立ち、魅力ある良質なサービスを提供することが、顧客の満足度を高めることになります。

しかし、行政サービスの場合は、証明書の発行による手数料の支払いや施設の使用料など、サービスを受ける方が負担する場合もあります(これを受益者負担といいます)が、多くの場合、行政サービスは税金で賄われているため、「サービスを受ける市民(受益者)」と「お金を支払う市民(納税者)」が必ずしも一致しません。

このため、受益者である市民の方はサービスの内容は知っていても、納税者である市民の方はサービスの内容やかかる費用について把握する手段がないため、市が行う事務事業について、その内容だけでなく事業目的や成果、評価結果から改善へ向けての過程を体系的に市民の皆様に説明し、市民全体の行政サービスに対する満足度を向上させることが大切です。

下記リンクの「事務事業」の欄をご覧ください。

(2)市民と行政の信頼関係を構築

今後の行政経営を行ううえで重要なのが、「市民と行政の協働」をいかに進めるかということです。「市民と行政の協働」とは、市民と行政が「より良いまちづくりを実現する」という共通の目標に向かって、市の課題を共有することやそれぞれの役割分担を明確にしながら共にまちづくりを行うことを言います。

下記リンクの「協働」の欄をご覧ください。

この「市民と行政の協働」が重要となってきた背景には、少子高齢社会の進展や市民のライフスタイルの多様化により、行政サービスに求められるものが広範囲で高水準なものとなっていることや、市民活動の活発化があると考えられますが、この協働の関係を構築するうえで、大切なことは信頼関係をいかに築いていくかということです。

この信頼関係を築くうえで、基本となるのが、行政が保有する情報を積極的に市民の皆様に提供することです。「積極的に」とは、求めに応じて提供するのではなく、市民の皆様がまちづくりに参加するきっかけづくりとして、市の抱えている課題や現状なども含めてわかりやすく情報を提供することです。この作業を通して、行政に対する市民の皆様の信頼を得ていくことが、「市民と行政の協働」を進める土台づくりであると考えます。

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更新日:2019年12月02日