ふくろうの鳴き声「ゴーへ」は ふくろうの方言となった
ふくろうは夜行性なので、昼間は木のこずえでじっと眠っています。夜になると目と耳を生かして活動し始めます。野ねずみやうさぎや小鳥などを捕って、するどい爪で押さえつけ、くちばしでその獲物を引き裂いて食べます。鳴き声は、「ゴーへ― ゴーへ― テレツクテーコ」と鳴くといわれています。でも、遠くから聞こえてくる鳴き声は、ホッホッ グルスクホッホと鳴くとか、ホーホー ゴロスケホーホーと鳴くなどともいわれています。鳴き声は聞き方によってまちまちですが、どの鳴き声も頼りなくさびしそうに聞こえます。まして静かな夜は不気味な感じさえします。
ふくろうは、方言でゴヘードリ、ゴーヘドリ、あるいはホッコドリ、ホーホードリなどといいます。これらはいずれもふくろうの鳴き声がもとになっています。
「物音のしない静かな夜、遠くの方でゴヘードリが、'ホッコー、ホッコー'と鳴いてる声を聞くと、サムシ(淋しい)そうでねぇ。ゴヘードリの鳴き声はウスッキビワリー(何となく気味が悪い)って昔っからいわれてますよ。」
ふくろうはフクロズクともいいます。フクロはふくろう、ズクはみみずくをいいます。ふくろうもみみずくも頭が大きくて顔がまるく、姿や形がよく似ています。その上、目つきもするどいので、フクロズクというようになったのでしょう。
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更新日:2021年12月28日