家屋の税額がなかなか下がらないのは?

家屋の評価額は「再建築価格」に「経年減点補正率」を乗じて求めます。「再建築価格」とは、評価の対象となった家屋と全く同一のものを、評価の時点においてその場所に新築するものとした場合に必要とされる建築費であり、「経年減点補正率」とは、家屋の建築後の年数の経過に応じて、通常生ずる減価などを基礎として定められています。

具体的には、まったく同じ建物を、まったく同じ材料で建てたとき、いくらになるかをもとめ、そしてその建物が古くなった分の価値を差し引くという考え方です。

こうして求めた評価額は、3年ごとに見直し(評価替え)を行ないますが、「再建築価格」は建築当時の資材費や労務費ではなく、見直し時点での資材費や労務費で計算することになっています。このとき、古くなったために価値の下がる割合よりも物価の上昇が激しい場合には、前年度の評価額を上回ってしまうことがあります。この場合には、前年度の評価額に据え置くこととされています。このようなことから、家屋の固定資産税は、必ずしも年々下がるわけではないのです。

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更新日:2019年12月02日