特殊詐欺、はやりの手口は「キャッシュカード詐欺盗」です!
令和3年中、佐野市内でもっとも被害の多かった手口が、「キャッシュカード詐欺盗」と呼ばれる、キャッシュカードをだまし盗る手口です。
15件の被害のうち7件が、この手口によるものです。
「キャッシュカード詐欺盗」とは?
具体的な例としては、
- 偽物の警察官から、「あなたのキャッシュカードが犯罪に使われている」などと皆さんの自宅に電話(いわゆる「アポ電」)が架かってきます。
- 信じて話を聞いてしまうと、偽物の警察官が、皆さんのお宅を訪問する流れになります。
- 訪問してきた偽物の警察官が、皆さんにキャッシュカードの提示を求めます。
- 提示すると、そのキャッシュカードを封筒に入れたうえ、「印鑑を持ってきてください」などと言って、皆さんをその場から離れさせます。
- 皆さんが離れたすきに、封筒に入れたキャッシュカードを、別のカードにすり替えます。
- 印鑑で封筒に封印を施し、「保管しておいてください」などと言って皆さんに返します。
- キャッシュカードが手元にあると安心している皆さんに暗証番号などを聞き出し、すり替えてだまし取ったキャッシュカードで預金を引き出し、盗んでしまいます。
といった流れです。
いろいろなパターンがありますが、だいたいこのような展開になります。
警察官のほか、金融機関や役所の職員を名乗る場合もあります。
被害に遭わないために
「電話に出ない対策」が確実!
オレオレ詐欺など、特殊詐欺の手口は、日々変化しています。
しかし、特殊詐欺の多くが、皆さんの自宅電話に架かってきていることに変わりはありません。
これをシャットアウトするには、そもそも「電話に出ない」という対策が簡単、確実です。
「電話に出ない対策」とは?
具体的には、
- 常に留守番電話に設定しておき、知人などの電話のみ返信する。
- お持ちの電話に、「特殊詐欺撃退機器」を取り付ける。
- 特殊詐欺撃退機能付きの電話機に交換する。
という方法があります。
佐野市では、特殊詐欺撃退器の無償貸出をしています。
もし留守番電話に警察や金融機関を名乗るメッセージが残っていても、その電話にそのまま返信することなく、家族や市役所などにご相談ください。
キャッシュカードは手渡さない、暗証番号は教えない
市役所職員はもちろん、警察官や金融機関の職員がお宅に伺い、キャッシュカードの提示を求めたり、まして暗証番号を聞くことは絶対にありません。
電話や訪問で、相手がそれを求めてきたら、「詐偽だ!」と確信してください。
「キャッシュカードは手渡さない」「暗証番号は教えない」で、詐偽被害防止!
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2022年01月21日