脳脊髄液減少症とは
交通事故やスポーツ外傷、転倒などの身体への強い衝撃により、脳脊髄液が漏れ出し減少することでおきる病気です。
主な症状
- 頭痛、くびや背中の痛み
- 起立性頭痛(起立により症状が悪化し、横になると軽減する)
- 目の奥の痛み、視力低下
- 耳なり
- 吐き気
- 夜眠れない
- めまい、からだのだるさ
- 集中力、記憶力、思考力の低下
原因
外傷性
- 交通事故むちうちなど
- 転倒事故(尻もちをついた、転んで頭を強く打った)
- スポーツ外傷(競技中に衝突した、ボールが頭部に当たった、バットやラケットが頭に当たった)
特発性
- 原因不明
対応
交通事故やスポーツ外傷等の後で、頭痛やめまい等の症状がみられる場合は、安静を保ちつつ、専門の医療機関を受診することが大切です。また、このような症状が長く続いている方で過去の出来事を振り返り、思い当たる原因がある場合は、早目に受診ください。
現在この病気については、国の研究班において、統一的な判断基準の確立と有効な治療法の研究がおこなわれている段階であり、診断、治療方法が確立されていないことから、診療を行うことができる医療機関に関する情報を得ることが困難な状況にあります。
栃木県では県内医療機関の協力のもと、「脳脊髄液減少症」の診療に関する調査を行い、その結果についてホームページで公表しています。
関連情報リンク(別窓で開きます)
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2019年12月02日