かかりつけ医をもちましょう

かかりつけ医は、日常的な診療のほか、家族一人ひとりの病気の予防や健康管理のアドバイスをしてくれます。病状によっては、適切な医療機関を紹介してくれたり、とっさの場合など、大変心強い存在です。
かかりつけ医をもつメリット
病気の早期発見・早期治療
かかりつけ医は、患者さんや家族の体調、生活習慣、病歴などを把握しています。そのため、ちょっとした異変でも早期に発見し、病気の進行をくい止めることができます。異常に気づいたら、早めにかかりつけ医の診察を受けましょう。
(注意)休日・夜間緊急診療所は、夜間や休日に急に具合が悪くなった方に初期の応急処置を行うための診療所です。なるべくかかりつけ医の通常の診察時間内に受診しましょう。
専門医への連携
入院や精密検査、高度な治療が必要な場合には、適切な医療機関や専門医を紹介してくれます。
気軽にかかれる
比較的、待ち時間が短く、受診の手続きも簡単です。病気以外でも何か健康に不安を感じたときには気軽に相談にのってくれます。
かかりつけ医が必要とされる背景
日本は超高齢化社会を迎えており、今後医療需要のさらなる増加に対応することが課題となっています。そのため、医療機関では、かかりつけ医機能を中心とした日常的な医療を基盤としながら、必要に応じて専門的な治療が受けられるよう、かかりつけ医と大学病院等の大規模病院が役割分担し、効率的な医療提供体制を構築する必要があります。例えば、比較的軽い症状や慢性的な病気の治療はかかりつけ医を受診し、症状が重く入院が必要な場合や高度・専門的な治療を必要とする場合は大規模病院を紹介してもらい受診するといったものです。
かかりつけ医選びのポイント
- 自宅や職場から近く、通いやすい。
- 話をよく聞いてくれて、気軽に相談できる。
- 病気のこと、治療方法、薬のことなどわかりやすく説明してくれる。
- 必要に応じて、適切な専門医や医療機関を紹介してくれる。
健診やがん検診、予防接種などの機会を利用して受診するのも一つです。
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更新日:2024年04月01日