令和4年度唐沢山城跡保存整備事業の状況

令和4年度事業全体状況

令和4年度における唐沢山城跡保存整備事業は、保存活用計画、整備基本計画、整備基本設計に基づき、本丸及び二の丸周辺における石垣の保護・修復を中心とした取り組みを行ってきました。
なお、史跡整備を適切に行うため、文化庁や県教育委員会、各分野の専門家で構成される史跡唐沢山城跡保存整備調査指導委員会等から技術指導を受け、本事業を進めています。

令和4年度の主な事業

  1. 唐沢山城跡保存事業を円滑に推進するため、史跡唐沢山城跡保存整備調査指導委員会を、令和4年5月23日・8月8日・11月17日の計3回開催し、本丸西虎口北側の石垣の積み直し工事の計画等を協議するとともに、史跡整備に関する専門的なご意見・ご指導をいただいた。
  2. 令和3年度より開始した本丸西虎口北側石垣の積み直し工事を、令和4年11月から令和5年2月にかけて施工した。
  3. 石垣の維持管理のため定期的な点検を行い、崩落危険箇所の把握や応急措置等を実施した。
  4. 地元町内会によるむかで(ごみ)退治の実施、史跡唐沢山城跡保存会による環境維持活動などのボランティア活動の支援を行った。
     
積み直し工事に使用する石材の調査及び調達

積み直し工事に使用する石材の調査及び調達

調達した石材サンプル

調達した石材サンプル

令和元年度の本丸西虎口石垣(解体前)

令和元年度の本丸西虎口石垣(解体前)

令和2年度の本丸西虎口北側石垣(解体後

令和2年度の本丸西虎口北側石垣(解体後)

令和4年度石垣積み直し工事の様子

令和4年度石垣積み直し工事の様子

地元の小学生が書いたメッセージ入りの石材を、石垣背面の栗石の一部に使用しています

地元の小学生が書いたメッセージ入りの石材を、石垣背面の栗石の一部に使用しています

令和4年度石垣積み直し工事完了後の本丸西虎口北側石垣

令和4年度石垣積み直し工事完了後の本丸西虎口北側石垣

令和4年度石垣積み直し工事完了後の本丸西虎口

令和4年度石垣積み直し工事完了後の本丸西虎口

定期的な点検の実施により、崩落危険箇所の早期把握、崩落防止のための補強などをしています

定期的な点検の実施により、崩落危険箇所の早期把握、崩落防止のための補強などをしています

文化財課職員が石垣を1カ所ずつ確認しています

文化財課職員が石垣を1カ所ずつ確認しています

令和4年12月4日 地元町会のむかで(ごみ)退治(栃本口)

令和4年12月4日 地元町会のむかで(ごみ)退治(栃本口)

春季の史跡唐沢山城跡保存会による環境維持活動(土矢倉)

春季の史跡唐沢山城跡保存会による環境維持活動(土矢倉)

この記事に関するお問い合わせ先

教育部文化財課

〒327-8501
栃木県佐野市高砂町1
電話番号
(文化財保護係):0283-25-8520 (唐沢山城跡保存整備係):0283-85-7308
ファクス番号
(文化財保護係):0283-20-3029 (唐沢山城跡保存整備係):0283-20-3032
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更新日:2023年04月19日