平成27年度唐沢山城跡保存整備事業の状況

平成26年度から取組みを始めた唐沢山城跡保存整備事業ですが、平成27年度は国指定史跡となった唐沢山城跡を今後長期にわたって保存活用していくための基本方針となる保存活用計画を策定するなどしました。
主な事業は次のとおりです。

平成27年度の主な事業

  1. 郷土博物館と共催し、平成27年2月21日から開始した国指定史跡化記念企画展「上杉謙信がやってきた」における4月19日までの前期展示の後、4月29日~6月14日の後期展示では国宝を含む謙信ゆかりの貴重な資料を特別展示した。
  2. 山頂主要曲輪群の縁辺部における土矢蔵等の石垣を対象とした地上レーザー測量を実施した。
  3. 保存管理計画策定に係る調査指導委員会を2回開催し、歴史や城郭等の専門家から指導を得た。
  4. 唐沢山城跡を今後長期にわたって適切に保存し、多くの方に親しまれるように活用していくための基本方針となる「唐沢山城跡保存活用計画」を策定し、同計画書とともに概要版を発行した。
  5. 唐沢山城跡保存整備事業推進に向けた課題を把握し、同事業を円滑に進めるため、庁内関係課を中心とした連絡会議を開催した。
  6. 唐沢山城跡保存整備事業への理解を得るため、保存活用計画書概要版を利用し、史跡の地権者や西・南麓の地元町会に対する説明会を開催した。
  7. 史跡のボランティアガイド養成のため、唐沢山城跡再発見養成講座(全5回)を開講した。
  8. 一般財団法人佐野市伝統文化地域振興財団と共催し、石垣をテーマとした平成27年度唐沢山城跡保存整備事業講演会を開催した。
絵が描かれた屏風の前で解説を聞いている見学者たちの写真

企画展記念講演会における展示解説

唐沢山山頂付近の土矢蔵の石垣の写真

土矢蔵の石垣

山の斜面で機械を使って地上レーザー測量をしている3名の調査員の写真

地上レーザー測量の実施状況

コの字に机を並べて一人の男性が資料を見ながら発言をしてそのほかの7名の参加者が資料を見ながら話を聞いている写真

保存管理計画策定に係る調査指導委員会開催状況

前方にいる4名のうち男性1名が起立して話をしておりほかの参加者たちは資料をみながら話を聞いている写真

連絡会議開催状況

畳の部屋に四角く机を並べ史跡の地権者や西・南麓の地元町会に対して説明をする市の担当者と資料を見ながら話を聞いている参加者たちの写真

地元説明会開催状況

城跡の石垣の前で説明をする唐沢山城跡再発見養成講座の講師と話を聞いている参加者たちの写真

唐沢山城跡再発見講座開催状況

プロジェクターでスクリーンに映し出されたスライドの横で唐沢山城跡の石垣の価値と保存整備について話をしている講演会の講師の写真

講演会の講演状況

この記事に関するお問い合わせ先

教育部文化財課

〒327-8501
栃木県佐野市高砂町1
電話番号:0283-25-8520 ファクス番号:0283-20-3032
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2019年12月02日